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アパレルショップの販売員は、店舗の売り上げアップに向け、お客様への対応などに様々な工夫をこらしています。華やかな世界だと思われがちなアパレル業界ですが、もちろんその裏では大変なこともたくさん。

そこで今回は、アパレル販売員がおもわず共感してしまう「アパレル販売員あるある」と、その笑顔の裏に隠された「お悩み」について紹介します!

あなたはいくつ当てはまりますか?

あなたにも当てはまる!?アパレル販売員あるある

1. 気がつけば相手を観察している

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アパレル販売員は、お客様が何を求めているのかを観察するのも重要な仕事の一つ。そのせいか、街ゆく人の格好を眺めながら、「この人はモノトーンが好きなんだな」、「小物の色使いがうまいな」、などと気がつけば人間観察を繰り返している人は多いのではないでしょうか。

初対面の女性と歓談しながら、「11号」「13号」と服の号数が頭に浮かんでしまうレベルに達したならば、そろそろベテラン販売員の証かも。

2. 色の伝え方がいちいちオシャレ

「紺」ではなくて「ネイビー」と言ってしまう。さらには「茶色」じゃなくて「キャメル」、「赤紫」ではなくて「ボルドー」……。日常生活の中でも、色にまつわる珍しいボキャブラリーを多用して、友人に思わず怪訝な表情をされてしまうことってありますよね。

日頃の接客の中で、「きれいな色ですよね」と言うのではなく「涼やかで珍しい色合いですよね」、「きれいな青ですね」ではなく「梅雨の時期でも気分がスカッとするような爽やかなブルーですよね」などとイメージを上乗せして伝えることに長けているアパレルショップ店員。思わず「食レポか!」と自分で脳内ツッコミを入れている方も多いのでは?

3. 休みが休みじゃない

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年末年始やゴールデンウィークなど、同世代の社会人が一斉に休みをとる期間は、アパレルショップにとってはセールシーズンで大繁忙期。仲間と休みがかぶらないため、なかなか学生時代の友人たちと旅行に行けないなどのデメリットもありますが、裏を返せば「平日に休める」ということ。

そのメリットを活かして、休日には大混雑する人気スポットを平日の朝から満喫したり、週末は行列の出来る人気店でのんびりランチを楽しんだりと、ストレスフリーで好きなことを思いっきり楽しめるのはいいですよね。

4. オフの日でも畳み癖が抜けない

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オフの日にプライベートなショッピングを楽しみに行ったはずが、いざ店内で畳んでいない服を見ると「お客様の目が気にならないくらいに忙しいのかい!」と心の中でツッコミを入れつつ、ついつい畳み直してしまうなんて人はいませんか?

そんなアパレル販売員の中には、自宅で洗濯物を畳むときでさえ立ったまま畳んでいるなんて強者も。日常生活の中でも職場での畳み癖を発揮してしまうのは、もはや職業病と言えるかもしれません。

 アパレル販売員の共通のお悩み

さて、そんなアパレル業界で働いている人だからこそわかる“あるある”の裏側にも、ショップ店員ならではの悩みが隠されているものです。ここからは、アパレル販売員の華やかな佇まいの陰に隠された共通の悩みを、ワンポイントアドバイスとともに紹介いたします。

1. 足がむくむ

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立ち仕事がメインであるアパレル販売員にとって、何と言っても一番の悩みは足のむくみ。ヒールの高い靴を履いて職場に立っていればなおさらです。

仕事終わりには靴下の跡がくっきりついていたり、ストッキングはとにかく蒸れる……。セールのシーズン終わりには、足のかかとにできたマメをいたわる日々が始まります。

〈ワンポイントアドバイス〉

このつらいむくみを、ほかの販売員たちはどのように対策しているのでしょうか?日常的な対策としてやはり有効なのが、リンパマッサージです。足の指先から上に向かって、ゆっくり押したり、さすったりして流れをよくします。ひざ裏とそけい部(脚の付け根)にリンパ節があるので、そこに老廃物を流し込むようにしましょう。休日はマッサージ店でプロにむくみを取ってもらうのもおすすめです。

ほかにも、「寝るときに着圧ソックスを履く」「半身浴をして体を温める」「定期的に運動をして身体の血行をよくする」「水分や塩分を取り過ぎない」など、むくみを解消するためにできることはまだまだたくさん。

 

2. 笑顔疲れする

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アパレル店員たるもの、業務の開始前には鏡の前で口角を上げて笑顔をチェック。常にお客様に見られているという意識を失わず、よく通る元気な声で「いらっしゃいませ〜!」が基本。そのせいか、プライベートで笑顔を作る余力が残されていないなんてことも。Twitterでは「女子力が下がった」「恋愛を犠牲にしている」などという悲痛な声もありました……。

〈ワンポイントアドバイス〉

常に「元気&笑顔」のワンパターンで押し通そうとしていては、笑顔疲れしてしまうのは当たり前のこと。しかし、お客様によっては敢えていつもよりテンションを下げて接客することで購入につながるケースもあります。相手が30代以上の落ち着いた雰囲気のあるお客様ならば、声のボリュームを下げて、知識とセンスが抜群な販売員を演じるなど、臨機応変にテンションを使い分けるといいでしょう。

3. 声かけのタイミングに迷う

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人見知りでは務まらないと考えられがちなショップ店員の仕事ですが、意外にみんな悩んでます。

例えば、平日の午前中に来店される子連れママさんは「お子さん可愛いですね〜」と話しかけて欲しいのか、つかの間のお買い物タイムに集中したいのかの見極めが難しいところ。こんな職場での気遣い習慣があるからか、プライベートでも相手のリアクションに過敏になってしまう人も少なくありません。

〈ワンポイントアドバイス〉

「人見知りな性格を変えたい」という理由でアパレル販売員を志す人も多いですが、販売員に声をかけられることに抵抗があるというお客様も多いのも真実です。そのため、接客の際には何よりもファーストアプローチが重要となります。

多くの販売員は商品を手に取ったときに、その商品についての声かけをしています。しかし、その方法では「入店したのだから何か買うだろうと思われているのでは?」というプレッシャーをお客様に与えてしまいがち。売れている販売員は、「この人なら話してもいい」と思わせるファーストアプローチを仕掛けているのです。持ち前の観察眼を光らせて、お客様のニーズをくみ取りましょう。
 

まとめ

いかがでしたか?「あるある!」と共感できる部分も多かったと思います。お客様には華やかなイメージを持たれている仕事ですが、その裏ではいろいろな悩みを抱える販売員が多いのも事実です。

しかし、全員で店の売り上げを上げるという目標があるからこそ、モチベーションもアップして頑張ることができるのです。水面下で足を必死でもがく白鳥のように、お客様の笑顔のため努力を続けていきましょうね!


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magazine 編集部

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店舗BGMアプリ「モンスター・チャンネル」が運営する店舗運営情報magazineの編集責任者。