時給も気になるけれど、それ以上に気になるもの!
アルバイトを募集するとき、せっかくなら長期間、真面目に働いてくれる、よいアルバイトスタッフを雇用したいですよね。そのためには、アルバイト募集のときの雇用条件の提示や、採用フローがとても重要になります。
アルバイトを探している人にとって魅力的な募集をするためには、アルバイトの要求を意図しながら求人をしなければいけません。でも、アルバイトを探している人が求めるものとは、どのようなものなのでしょうか?
1:時間の融通がきくこと
学校や遊びの合間をぬってシフトを入れる大学生や、子どもや家族の予定に合わせてシフトを入れたい主婦の人にとっては、働く時間を柔軟に対応できると嬉しいようです。
また、体調不良や子どものトラブルなどで急にシフトが入れなくなったときの体制が整っていたり、営業時間が長く働く時間の選択肢が広いと、シフトに入りやすくなります。
飲食店の場合は、まかないも重要ポイント。特に、学生は一人暮らしをしながらアルバイトをすることも多いため、食費を浮かせることのできるまかないは魅力です。
2:周囲からの評判と店内の雰囲気
雑貨屋、アパレル関連など販売を主にする店舗では、その店の評判や、店そのものの雰囲気が好きかどうかで働きたいか判断するようです。
とくにアパレル関連のショップでは、店員が身につけているものを見て購入する客も多く、「その店で働いている人に憧れる」といったことも大きな志望動機になっているとのこと。
時給などが多少低くても、「自分の好きなお店で働いている」「みんなに憧れられるようなお店のスタッフをしている」ということが、意欲につながっているように思います。
3:好きなことに没頭できる仕事かどうか
カフェめぐりが好きだからお気に入りのお店でバイトを始めた、バンドをやっているからライブハウスでアルバイトをすることにした、お酒好きが講じてバーテンダーになった……など、アルバイトといえども好きなことや興味のあることを仕事にしたいと思う人が多いもの。
特に学生やフリーターの場合は、自分のやりたいことや将来の目標にもつながるようなバイトなら、時給が低くても挑戦したいと思うようです。
4:スタッフ、店長の人柄がよいかどうか
応募や面接時点でのスタッフとのやりとりによって、そのお店の印象が大きく変わります。フレンドリーに接してくれる店長やスタッフが対応すれば、「ここのお店で働きたい!」と安心して思ってくれるのではないでしょうか。
また、来店したときにスタッフ同士が仲良く楽しそうに働いていれば、お店の雰囲気もよく感じられるだけでなく、「ここのスタッフの仲間入りができたら楽しそう!」と思ってくれるはずです。
アルバイト採用に失敗しないために覚えておきたいこと
連絡は早めにすること
アルバイトに応募してから何日も返事が来ない……という職場は、不信感を抱かせるだけでなく、「返事をもらったときには他のバイトが決まってしまった」なんていうこともあります。
しっかりしている人にほど、そうしたルーズな対応には「ここはあまりよい職場でないかもしれない」と思わせてしまいます。
アルバイト応募があった場合、どんなに遅れても翌3営業日までには返事をするようにしましょう。
アルバイト応募者も「客のひとり」だと思って接すること
アルバイト希望として応募してきた人も、もともとは「お店のお客さまのひとり」です。圧迫面接や雑な対応をすることで、せっかく興味を持ってくれたお店の印象も悪くしてしまい、お客さまを減らすことになってしまいます。
たとえご縁がなく、採用を見送ることになってしまったとしても、今後もお客さまとして来店してもらえるよう、丁寧に対応しましょう。
よいアルバイト探しはよい店づくりから
どんなによい雇用条件でも、最終的にはお店に魅力がなければ、優秀なアルバイトスタッフは入ってきません。アルバイト募集のまえに、一度お店の営業形態や、スタッフの働き方を見直してみてはいかがでしょうか。
学業や主婦業と両立できるか、気持ちよく働ける環境や設備はあるか、またアルバイトの教育体制は整っているか……など、新しく入ってきたアルバイトがきちんと仕事を覚え、長く働きたいと思えるような職場づくりを目指しましょう!