【ラーメン屋にもぴったり】BGMの王道、ジャズの世界をさらに広く知ろう

店舗型ビジネスの空間演出といえば、おしゃれで居心地の良いソファーやインテリアをまず想像するかもしれません。それに加えて聴覚にアプローチできるBGMもまた、重要なポイントとなっています。

業種を問わず、洗練された空間を持つ店舗では「ジャズ」が頻繁に使用されています。しかし、いざBGMを作ろうと思えば、どのようなプレイリストを作ればいいのかよく分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。それもそのはず、一口に「ジャズ」と言っても、その中には様々なジャンルがあるのです。

そこで今回は、お店のムードに合わせたジャズのジャンルをご紹介します。

小売店経営の皆様へ まだCDなんですか?

 

業種別!お店にぴったりのジャズを知ろう

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ジャズの発祥は19世紀末のアメリカのニューオーリンズと言われています。ニューオリンズはルイジアナ州にある港町。このニューオーリンズは白人をはじめ、奴隷制度時代に強制連行されてきたアフリカ系人種、そしてそのハーフであるクレオールなど、様々な人種や民族が集まりやすい環境でした。

そのような背景から西洋音楽とアフリカ音楽が融合し、更に進化したことからジャズという音楽が生まれたのです。その後も時代を経るにつれ新しい要素が加わっていくことで、ジャズはジャンルとしての多様性を増していきます。

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具体的にどのような形でジャズが誕生したのかについてはっきりとしたことは現在判明していませんが、1900年代には初期のジャズサウンドが登場し、1930年代にはバンドスタイルからソロ演奏を重視する形に変化していきます。このように進化を繰り返し、ジャズは多様なカテゴリが存在する興味深い音楽ジャンルとなりました。

お店のBGMとしてジャズを選ぶ際には、雰囲気に合ったサウンドのジャンルを目安にして決めることをお勧めします。

 

「バー」にぴったりな洗練されたジャズ

ムーディーな雰囲気で大人がお酒を嗜む時間にジャズをBGMとして流すのであれば、スムースジャズクラブジャズがお勧めです。スムースジャズはフュージョンやポップジャズから発展した心地良いジャズで、まさにBGM向きと言われています。テレビやラジオで採用されていることも多いジャンルで、どこかで聞いたことがあるような安心感もあります。

クラブジャズはジャズの中でもダンスミュージックとして発展したカテゴリー。クラブジャズは簡単に言えば踊れるジャズ音楽で、明確なジャンルとしての線引きはありません。軽快なリズムの曲も多く、ダイナミックさが加わることも。非日常を楽しむお酒の席にぴったりな曲が揃いやすいジャンルです。

 

「カフェ」には明るく落ち着いたジャズ

夜のお酒の時間と違い、リラックスした雰囲気でドリンクや食事を楽しむカフェでかけたいのは、サロンジャズです。その名の通り、サロンでかけるような落ち着いた音楽のジャズです。ジャンルの中ではっきりとした定義はないようですが、全体的にミディアムテンポやスローテンポの曲が多く、明るいものが中心となっています。

会話の邪魔をしない程度で耳に入ってくるバランスの良さを持つものが多く、カフェでくつろいだり、友人たちとおしゃべりを楽しんだりする場のBGMに適しています。また、ボーカルが入っているものも多く、歌声がカフェの雰囲気作りに一役買っています。

 

▼「ヘアサロン」に流したいファッショナブルなジャズ

スタイリッシュな流行感を意識したいヘアサロンで流すのなら、ニュージャズ、またはジャズヒップホップがお勧めです。ニュージャズはジャズの中でも比較的新しいジャンルであり、ジャズにファンクやヒップホップ、エレクトロニカといった音楽が融合したスタイルです。

新しい音楽的要素が加わることで登場したニュージャズは、ジャズが持つ伝統的な空気感だけでなく、新しいサウンドやリズムの要素が新鮮な印象を与えます。特にジャズヒップホップは普段ヒップホップを聴かない人であっても、耳に心地良く感じやすい音楽です。

 

「レストラン」にはちょっぴり贅沢なジャズ

カフェと同じように食事や会話を楽しみながら、昼と夜で別の顔を持つレストラン。そんなレストランにはカフェよりも優雅な空気を演出するスロージャズや、ジャズの中では異彩を放つ存在のラテンジャズを選択するのはいかがでしょうか。スロージャズはちょっぴり贅沢な空間でも合う、スローテンポのジャズです。

ラテンジャズはコンガのようなラテンのパーカッションが加わるのが一般的です。更にラテンジャズはアフロ・キューバン・ジャズとブラジリアン・ジャズという中米系サウンド、南米系サウンドの2つに分かれます。独特なリズム感と明るさがあるため、こちらはカジュアルなレストランにもお勧めです。

https://www.youtube.com/watch?v=RjKtPau8HTk

 

「ラーメン屋・鉄板焼き」を進化させる現代風ジャズ

ラーメン屋や鉄板焼きのお店もジャズを!?と意外に思われるかもしれませんが、近年ではスタイリッシュな店舗も増えているため違和感はありません。

そんなイマドキなお店で流すなら、お勧めはコンテンポラリー・ジャズジャズヒップホップになります。フュージョンという音楽もコンテンポラリー・ジャズにカテゴライズされることもあります。現代的な印象のジャズで、新しさがあり、あまり音楽を聴かない人にも受け入れられやすいサウンドです。

 

ジャズヒップホップはヘアサロンでもお勧めしましたが、やはり新しさがキーワードです。ファッショナブルなコンセプトを元に他店との差別化を図るなら、BGMも現代的なジャズを選んでみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

ジャズは人種や民族の融合から始まったサウンドであるため、ジャンルも多岐に渡り、様々な進化をしています。昔ながらの音楽的特徴のうえに次々と現代的な要素が加わり、更に新しい音楽が生まれていく……まるでジャンルそのものが生きているかのようです。

そのため、どのジャンルもBGMとして華がありながら、主張し過ぎない洗練された美しさを持っています。店内のBGMにジャズを採用する際はその背景知識を探ってみても面白いのではないでしょうか。

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