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店舗BGMにこだわることで、顧客満足度や売り上げの向上が期待できます。しかし、BGMの音量が大きすぎたり、小さすぎたりすると、逆効果となってしまいます。そのため、店舗のコンセプトやターゲット層に合う選曲・音量調整が重要です。

今回は、店舗BGMの効果や音量設定のポイントについて解説していきます。店舗に適した音量に調整することで、お客さまが居心地よく感じる空間を演出しましょう。

適切な音量でBGMを流す効果

店舗の雰囲気や客層に適したBGMを流すことで、コンセプトの明確化や顧客満足度の向上につながります。しかし、店舗にぴったり合ったBGMを選曲しても、音量次第では逆効果になる場合があるため注意が必要です。ここからは、店舗BGMの効果や音量調整の重要性について解説します。

適切なBGM音量で店舗に合った空間を演出しよう

店舗BGMの効果を最大限発揮するためには、選曲と音量がポイントになります。まずは店舗のコンセプトやターゲットに合わせた曲をセレクトしましょう。例えば、高級レストランではジャズやクラシック、大衆居酒屋ではアップテンポな曲などがおススメです。

店舗に適した選曲ができたら、どのくらいの音量で流すべきか検討しましょう。店舗BGMは、音量次第で店舗の評価を高めたり、低めたりする要因になります。例えば、フレンチレストランでは料理や会話をゆっくり楽しむ方が多いため、BGMがうるさいと居心地が悪くなってしまいます。サロンやカフェも同様に、リラックスできる癒しの空間を演出するために、会話を邪魔しない程度の音量やスローテンポな曲がおススメです。

一方で居酒屋では、お酒を飲んで盛り上がりたい方が多いため、活気のある空間を演出することが大切です。そのため、大きな音やアップテンポな曲で話しやすい雰囲気を作ることが重要です。

BGMによるマスキング効果

居心地の良い店舗づくりでは、BGMの「マスキング効果」が役に立ちます。マスキング効果とは周波数が同じ音が重なると、一方の音が目立たなくなる現象のことです。

例えば、飲食店ではBGMを流すことで厨房の調理音やスタッフ同士の会話がお客さまに届きにくくなります。お客さまが周囲の雑音に気を使うことなく、店舗の雰囲気を楽しむことができるでしょう。また、マスキング効果によって雑音や周囲のお客さま同士の会話を聞こえにくくする効果が期待できます。

マスキング効果を活用するためには、スピーカーの設置場所や音量のコントロールが大切です。雑音をかき消すために過剰に大きな音で流してしまうと、BGMがお客さまの会話の邪魔になってしまいます。各場所によって聞こえ方が変わるので、営業しながらBGMの選曲や音量を試行錯誤していきましょう。

BGMによるイメージ誘導効果

「イメージ誘導効果」とは、BGMによって店舗の印象が左右される効果のことです。イメージといえば、目で見たもので決められると思われがちですが、聴覚もイメージ形成に関わっているといわれています。注意深く聞いていなくても、無意識に聞いた音によって印象が決まることもあります。

例えば子ども向けの店舗では、アップテンポな明るい曲を流すことで「楽しい場所」という印象付けが可能です。また、クラシックの流れるレストランは、高級なイメージを持ってもらえるでしょう。イメージ誘導効果を活用するためには、演出したいイメージに合わせた曲のセレクトが重要です。

BGMによる感情誘導効果

「感情誘導効果」とは、音楽によって感情が動かされる効果のことです。音楽を聞いて急に涙が溢れてきた経験がある方は多いのではないでしょうか。音楽には短時間で感情を動かす効果があると言われており、その効果を利用することで顧客満足度や売り上げの向上に期待できるでしょう。

例えば、ファストフード店のように回転率を高めたい店舗では、アップテンポなBGMを選曲することで食事後の退店を促進可能です。繁忙する時間帯と席が空く時間帯でBGMや音量を変えるのも効果的です。

BGMを流す際の音量の設定方法

店舗BGMのマスキング効果やイメージ誘導効果を得るには、選曲と音量がポイントになります。ここからは、店舗BGMの音量を設定する上でのポイントや注意点を紹介します。

音量の調整はお客さま目線で行う

店舗BGMは大きすぎても小さすぎても、良い効果を得ることができないでしょう。ただし、適切な音量は店舗の雰囲気や客層、客数、周辺環境、機材などによって異なります。

音量調整で大切なポイントは、お客さま目線で設定することです。お客さま同士の会話を邪魔しない音量に調整しましょう。一般的に大きな音が適している居酒屋でも、客層によっては店舗BGMの音量が大きいと居心地が悪いと感じることもあります。落ち着いた雰囲気を演出したい店舗では、音量を小さくする方が良いかもしれません。

また、厨房やフロアにいるスタッフが聞く音と、客席に座っているお客さまが聞く音は大きさが異なります。そのため、実際に客席に座って音を聞くのがおススメです。他のお客さまがいる営業中に客席に座って音を聞いてみるのもいいでしょう。明確な数値で比較したい方は、さまざまな場所で騒音測定器を用いて計測することでより詳しく設定することができます。

心地よく音楽が聞こえる位置にスピーカーを配置しよう

居心地の良い空間を作るためには、スピーカーの種類や配置も重要です。店舗で使われるスピーカーには、主に3つのタイプがあります。

まず「吊り下げ・壁取り付け型」は、棚や台との共振・共鳴が少ないため、音が濁りにくいという特徴があります。インテリアとしても良いアクセントになるでしょう。

次に「天井埋め込み型」は、目立たないように設置できるため、内装にこだわりのある店舗におススメです。一方で、天井から一方向に音が出るため、店舗全体へうまく響かせるのが難しいというデメリットもあります。

最後に「据え置き型」は、床や棚に置くタイプのスピーカーです。吊り下げ型や埋め込み型に比べて低音域を響かせやすく、自由に置き場を変えられることや設置費用がかからないことも魅力です。

音量の測定方法を紹介

適切なBGMの音量を流すために、音量を測定して設定をすることもおススメです。測定には、dbを基準として音量の大きさを表します。

dbは、騒音計やアプリなどを使用することで測定することができます。まずBGMを流さずに、店舗の雑音をオープン前や混雑時に分けて測定しましょう。

次にスピーカーの音量を調節します。この際の音量は、以下の測定値を目安に考え、目安近辺の音量に調整しましょう。

一般的に会話の妨げになる音量70~80db
半径1m以内での普通の会話50~60db
静かなオフィス30〜40db

この数値を参考にお客さまや従業員の業務を妨げないようにBGMの音量を設定するのがおススメです。

また、BGMを主張したい場合は、目安よりも少し大きく、会話を楽しむ落ち着いた空間を作りたい場合は少し小さくなど、店舗に適した音量に調整する必要があります。

店舗BGMの導入にはモンスター・チャンネルがおススメ

店舗に適したBGMをセレクトして、効果を最大限発揮したい場合は、店舗BGMアプリの「モンスター・チャンネル」がおススメです。z初期費用がかからず、すぐにBGMを利用することができます。

店舗にあったBGMが簡単に見つけられる

モンスター・チャンネルは、スマホやパソコンで使える店舗BGM専用サービスです。世界中の500万曲から厳選した1,000チャンネルが使い放題のため、店舗に適したBGMを見つけることが可能です。

モンスター・チャンネルでは、「ジャンル」によるチャンネルの選択だけでなく「業種・業態」「ツール(効果)」「雰囲気」「天気/時間帯」からも、チャンネルをセレクトできます。たとえば「レストラン」を選べば、「ボサノバ」や「ジャズ」などのチャンネルが表示されるので、そこから好きなものを選ぶだけで利用できます。簡単な操作で店舗に適したBGMを選べるので、負担なく導入が進められます。

著作権処理の必要がなく、気軽に始められる

モンスター・チャンネルの利用に必要な機材は、インターネット回線・スマホやパソコンなどの再生機器・Bluetoothスピーカーなどの音響機器のみです。店舗BGMを導入するための面倒な工事は必要なく、手軽に始めることが可能です。

費用は月額1,880円(税抜)~で入会金などの初期費用は不要です。従来の有線放送の半額以下でBGMを導入できます。

また、モンスター・チャンネルでは、すべての楽曲が著作権処理されているため、著作権の処理が一切必要ありません。入会してすぐにBGMをご利用いただけます。

BGM音量に気をつけてお客さまに快適な環境を提供しよう

店舗BGMのマスキング効果やイメージ誘導効果をうまく活用すれば、売り上げ向上にもつながります。しかし、BGMの効果を最大限発揮するためには、店舗に適した音量の調整が重要です。音量が大きすぎても、小さすぎても逆効果になってしまうので、店舗の雰囲気や客層に合ったボリュームを見つけましょう。

また、店舗BGMでは選曲も重要です。どの曲を選べば良いのかわからないという方は、モンスター・チャンネルがおススメです。簡単な操作でBGMを利用できるため、店舗に合ったBGMがすぐに見つかります。14日間の無料トライアルもあるので、お気軽にお試しください。

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magazine 編集部

店舗BGMアプリ「モンスター・チャンネル」が運営する店舗運営情報magazineの編集責任者。