「日常を忘れる時間」を求めて、お客さまはリゾートホテルの扉をくぐります。開放的なロビーに一歩足を踏み入れたその瞬間、そっと流れるBGMがお客さまの期待に寄り添えているでしょうか。ロビー、レストラン、スパ、プールサイド――空間ごとに求められる音の表情はまるで違い、フロアごとに最適なBGMを用意し、時間帯に合わせて切り替える運用は、正直なところなかなか骨の折れる作業です。
結論からお伝えすると、リゾートホテルのBGMは「空間ごとに使い分ける」「時間帯で切り替える」という2つの視点で選ぶと、迷いがぐっと減ります。この記事では、非日常感を音でつくるためのジャンルの選び方と、見落としがちな著作権の注意点、そして空間ごとの使い分けを手軽に実現する方法まで、一緒に整理していきます。
リゾートホテルでBGMが空間づくりに与える効果
チェックインの瞬間から「非日常」を演出する
リゾートホテルにとって、ロビーはお客さまが最初に世界観に触れる場所です。視覚的な内装やスタッフの応対はもちろん大切ですが、そこにどんな楽曲が流れているかで、第一印象は大きく変わります。落ち着いた音楽がやわらかく空間を満たしていると、移動の疲れがほどけ、「これから始まる滞在」への期待が自然と高まっていきます。
BGMは、視覚やサービスだけでは届かない“感覚の演出”を担うといわれています。音は意識しなくても耳に入り、その場の空気感を静かに決めていくもの。だからこそ、リゾートホテルのコンセプトを音でも伝えることが、非日常づくりの第一歩になります。
お客さまの滞在満足度・リラックス感への影響
心地よいBGMは、お客さまのくつろぎや高級感の演出につながる傾向があるといわれています。ラウンジで静かに流れる音楽は会話やティータイムを穏やかに包み、スパやプールサイドでは深いリラックスをそっと後押しします。
滞在中の「居心地の良さ」は、そのままお客さまの満足度や、また訪れたいという気持ちにつながっていきます。丁寧に選ばれたBGMは、派手さこそないものの、リピートにつながる静かな決め手になりうる要素です。
リゾートホテルに適したBGMの選び方
ホテルのコンセプト・立地に合わせて選ぶ
まず基準にしたいのが、そのホテルが持つコンセプトや立地です。南国リゾートなら開放感のあるボサノバやトロピカルな音色、山岳リゾートなら静けさを引き立てるアコースティックやヒーリング、和のリゾートなら和楽器を活かした和モダンな楽曲、といったように、施設の世界観と音の方向性を合わせることが大切です。
「どんな気持ちで過ごしてほしいか」を言葉にしてみると、選ぶべき音の輪郭が見えてきます。ここがぶれなければ、この後の空間ごとの選曲もスムーズに進みます。
空間(エリア)ごとに使い分ける
リゾートホテルの魅力は、エリアごとに体験が変わることにあります。BGMも同じで、ひとつの音楽で館内すべてをまかなうより、空間ごとに使い分けたほうが世界観が深まります。目安としては、次のような使い分けが考えられます。
- ロビー・エントランス:第一印象を左右する場所。上品で落ち着いた楽曲で安心感を
- レストラン:料理と時間帯に寄り添う楽曲で、食事の満足度を高める
- ラウンジ・バー:会話の邪魔にならない音量で、大人のくつろぎを演出
- スパ・客室フロア:静けさと癒やしを支える、穏やかで控えめな楽曲
時間帯に合わせて切り替える
同じ空間でも、朝・昼・ディナー・深夜では求められる雰囲気が変わります。朝は光を感じる爽やかな楽曲、昼はゆったりと、ディナータイムは少し照明を落とすように深みのある楽曲、深夜は静かに――というように、音量やテンポを時間帯で切り替えると、滞在に自然なリズムが生まれます。
とはいえ、これをスタッフが手作業で毎日切り替えるのは大きな負担です。この「時間帯ごとの切り替え」をどう無理なく回すかが、リゾートホテルのBGM運用における最大の実務ポイントといえます。
リゾートホテルにおすすめのBGMジャンル
ここからは、リゾートホテルと相性のよいジャンルを具体的に見ていきます。まずはジャンルそのものの特徴と、どの空間に向くかを押さえておきましょう。
ボサノバ・ラウンジ
やわらかなリズムに包まれるボサノバは、開放感とリラックス感を両立できるジャンルです。軽やかで嫌みがなく、ロビーやレストラン、プールサイドなど幅広いエリアになじみます。特に南国リゾートや、明るく開放的な雰囲気のホテルと好相性です。
ジャズ・ピアノ
洗練された雰囲気と心地よいリズムを持つジャズは、ホテルに上質感をもたらします。ボーカルの少ない落ち着いたジャズはラウンジやバーに、しっとりとしたピアノはディナータイムに向いています。夕方から夜にかけては、空間に深みを与えるスローテンポのジャズが、一日の余韻を楽しむひとときに寄り添います。
ヒーリング・アンビエント
やさしいピアノや自然の音を織り込んだヒーリング系の楽曲は、スパや客室フロアの静けさと癒やしを支えます。主張しすぎず、それでいて空間の質を静かに引き上げてくれるため、リラックスを最優先したいエリアに最適です。
和モダン・トロピカル
施設のコンセプトを際立たせたいときに活躍するのが、個性のあるジャンルです。琴や尺八などの和楽器に現代的なアレンジを加えた和モダンな楽曲は、和のリゾートや旅館で“おもてなし”の情緒を演出します。海外からのお客さまにも特別な印象を与えられるでしょう。南国リゾートであれば、トロピカルな音色が非日常感をより鮮やかにします。
リゾートホテルでBGMを流す際の注意点
著作権の基礎知識
ジャンルが決まったら、次に必ず確認したいのが著作権です。ホテルなどの施設で楽曲を流す行為は「公衆への伝達」にあたり、著作権者の許諾が必要になります。個人で音楽を楽しむのとは扱いが異なる、という点をまず押さえておきましょう。
特に注意したいのが、Spotify・Apple Music・Amazon Music・YouTube(YouTube Music)といった個人向けサービスです。これらを店舗や宿泊施設で流すことは、各サービスの利用規約で禁止されており、商用利用はできません。 また、CDやレコードを購入して館内で再生する場合も、別途JASRACなどへの手続きが必要になります。
過去には、無許諾で楽曲を流していた店舗が法的措置を受けた事例もあります。2019年には、福岡市のバーなど10店舗の経営者に対し、楽曲の使用差し止めと約41万円の損害賠償の支払いが命じられました。「知らなかった」では済まされないリスクがあることは、頭の片隅に置いておきたいところです。
空間ごとの使い分けには店舗BGMアプリが便利
「空間ごとに使い分けたいけれど、著作権の手続きは避けたい」――この両方を無理なく解決できるのが、店舗向けBGMサービスの活用です。中でも、手軽に導入したい方におすすめなのが店舗BGMアプリ「モンスター・チャンネル」です。
モンスター・チャンネルはJASRAC・NexToneと契約済みのため、面倒な著作権手続きが一切不要で、著作権使用料も月額料金に含まれています。世界中の500万曲から厳選された1,000以上のチャンネルの中から、施設の雰囲気に合わせてBGMを選ぶだけ。工事も不要で、お手持ちのPC・スマートフォン・タブレットで、その日からBGMを流し始められます。
リゾートホテルのBGMならモンスター・チャンネルがおすすめ

空間・時間帯ごとにチャンネルを使い分けられる
モンスター・チャンネルには、リゾートホテルの各エリアにぴったりのチャンネルが揃っています。サービスを紹介したところで、具体的なおすすめを空間別にご紹介します。
- ロビー・レストラン向け(ボサノバ・ラウンジ):やわらかなリズムで心安らぐ「くつろぎのボサノバジャズ」チャンネルは、開放感のある空間づくりにぴったりです。
- ラウンジ・バー向け(ジャズ):ボーカルの入っていない落ち着いたジャズを中心にセレクトした「ラウンジ (ジャズ)」チャンネルは、洗練された極上の空間を演出します。夜には、大人の雰囲気を醸し出す「ナイトジャズ」チャンネルがしっとりとした高級感を添えます。
- スパ・客室フロア向け(ヒーリング):優しいピアノ曲で心安らぐ「ピアノヒーリング」チャンネルは、静けさと癒やしを大切にしたいエリアに最適です。
- 和のリゾート向け(和モダン):三味線・尺八・琴などの和楽器を使った楽曲をセレクトした「ラウンジ (和風)」チャンネルが、現代的な“和”のおもてなしを演出します。
このほかにも、ホテル・旅館向けの業種別チャンネルや、ジャンル別・天気・時間帯別のチャンネルが豊富に用意されているため、BGMに詳しいスタッフがいなくても、施設に合った選曲がかんたんに行えます。
そして、リゾートホテルで特にうれしいのが「タイムスケジュール機能」です。朝・昼・夜の切り替えをあらかじめ設定しておけば、時間帯ごとの入れ替えが自動で行われます。先ほど触れた「時間帯の切り替えという実務負担」を、この機能がまるごと引き受けてくれるわけです。「雰囲気」「歌の有・無」「時間」の3つを選ぶだけでスケジュールを組める「かんたんスケジュール機能」もあり、日々の運用に手間がかかりません。
著作権処理済みで安心・当日から流せる
モンスター・チャンネルの魅力は、手軽さとコストにもあります。
- 初期費用0円・工事不要:従来の有線放送のように設置工事を待つ必要がなく、まず試してみることへのハードルがありません。
- 月額1,880円(税抜)〜、有線放送の半額以下:複数アカウントを利用すると各アカウントが10%オフになるため、複数フロア・多店舗展開の施設ほどコストを抑えられます。
- JASRAC・NexTone契約済み:著作権手続きが不要で、使用料も月額に含まれるため、安心して館内に楽曲を流せます。
- 14日間の無料トライアル:メールアドレスのみで登録でき、PC・iOS・Androidに対応。支払い情報を登録しない限り、トライアル終了後に自動課金されることはありません。
リゾートホテルの非日常は、細部の積み重ねでつくられます。BGMもその大切な一要素。空間ごと・時間帯ごとの使い分けを、著作権の心配なく、しかも当日から始められるのがモンスター・チャンネルの強みです。まずは14日間の無料トライアルで、お客さまをお迎えする空間に、どんな音が似合うかを試してみてはいかがでしょうか。






