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お店の情報発信という重要な機能を持ちながら、街の風景の一部にもなっている「立て看板」。ひねりの効いたメッセージや、凝ったデザインに目を奪われるたびに、街歩きという日常的な経験のなかにも豊かな彩りが生まれます。

ヨーロッパの事例を紹介

路面店のカフェやパブの多い欧米の都市では、色彩やフォントデザインまで、実にさまざまな立て看板が目を楽しませてくれますが、例えばスコットランドの首都エディンバラではこんな看板を目にしました。

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このパブの店頭看板のメッセージはずばり、「旦那さま介護センター」! 買い物に出かけたかったり、リラックスする時間が欲しかったり、そんな忙しい主婦の皆さんにむけ、「あなたの旦那さまをビール一杯の基本料金でお預かりします」というユニークなメッセージを発信しています。

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同じくエディンバラの街角にはこんな看板も。

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「EDUCATION IS IMPORTANT BUT BEER IS IMPORTANTER(教育は大切だが、ビールはもっと大切だ)」お酒好きなら思わず納得のメッセージ。しかし、よく読んでみると「more important」と言うべきところを「importanter」と書くという、なんとも初歩的な文法ミスを(わざと)しています。パブの看板らしく、ロレツが回らない感じがとてもキュートですね。

小さな工夫で大きな集客効果!?

さて、ここ日本でも立て看板を利用して街ゆく人々とのコミュニケーションを図っているお店はたくさんあるのではないでしょうか。季節のメニューを載せたり、特別なイベントを告知したりと、立て看板はお店の「アナログなPR手段」と言うことができますが、SNS利用者の数が増加の一途をたどるなか、手書き看板がソーシャル空間で思わぬ「ニュース」になる事例が増えています。例えば吉祥寺のとあるライブハウスでは、ネットのまとめ記事を通じてその手書き看板のクオリティがすごいと話題になりました。

今まで地域利用者にしか見えなかった「こだわり」が、ネットに拡散されて大きなニュースになる時代。今日はそんな街角のニュースな立て看板をまとめてみました。

思わず「いいね!」したくなる!秀逸看板デザインまとめ

▼ 往年のバラエティ番組へのオマージュ!

この看板を見て「世代的な共感」を感じた人がお店に興味を持ってくれそうですね。

▼ 路上から地元愛をPR!

C.さん(@chzinging)が投稿した写真

お店は地域利用者に愛されてこそ! こういうコミュニケーションを大切にしたいですね。

▼ 秋でも美味しいですが(笑)

タクジさん(@tkj168)が投稿した写真

季節感(「今だけ」感)を演出するのは立て看板の常套手段ですよね。

▼ もはや演歌。情緒を刺激するこんな看板はいかが?

街角喫茶と男と女。まさに人間交差点!

▼ どこまでもインパクト重視!?

?asca?さん(@asumaruco)が投稿した写真

武蔵浦和の有名な中華屋さんだそうです。このセンスをアヴァンギャルドと呼ぶか、秘宝館的と呼ぶかはあなた次第。

地域とお店にプラスのアイデアを

このように、アイデアひとつで想定外の注目を得ることがある立て看板の世界。ですが、ソーシャルメディアでの拡散がいわゆる「悪目立ち」的な状況を生み、炎上を招いた事例も存在します。あくまでも地域利用者の皆さんとの気持ちの良いコミュニケーションの一環として活用してみてください!

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magazine 編集部

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店舗BGMアプリ「モンスター・チャンネル」が運営する店舗運営情報magazineの編集責任者。