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忙しいと、ついついおざなりになってしまう店内のクリーニング。しかし、日々お客様をお出迎えする店内は、常に清潔にしておきたいところです。

厨房や客席など、汚れが目立つところは毎日きちんと清掃しているけれど、実は手をつけていないところもある……という店舗は多いのではないでしょうか?

365日キレイな店内を保つためには、ひとつひとつの清掃を短時間で効率よく終わらせることもポイントです。今回は、毎日こまめに行いたい店舗清掃テクニックを紹介します。

見逃しがちな清掃ポイントをチェック!

普段からしっかり清掃している部分と、そうでない部分の両方をきちんとチェックしながら、清潔感のある店舗づくりを目指しましょう!

フロア・客席

フロアはハードフロアかソフトフロアかによって、清掃方法を変える必要があります。また、客席はお客様が店内でもっとも長い時間を過ごすスペース。快適に食事をしてもらうことができるよう、ゴミや汚れが残っていないか、しっかりとチェックをしましょう。

▼ ハードフロアの場合

掃除

ほうきとちりとりでゴミをとったあと、洗剤をつけたモップで拭き上げます。モップは専用絞り器を使用し、水気をかたく絞ってからかけましょう。水拭きでかけたあとは、乾いたモップで乾拭きをして完成です。

▼ ソフトフロアの場合

掃除

掃除機でゴミを吸い取り、カーペット用洗剤と布巾を使用してシミや汚れを取り除きます。シミのある部分はブラシで逆立ててから洗剤を吹きかけ、布巾で汚れを絞り出すように拭きます。残った洗剤をきれいに拭き取って完成です。

▼ 客席のチェックポイント

掃除

テーブルは光沢がある状態にし、椅子に食べかすやゴミがついていないか確認します。水拭きだけでとれない汚れは、洗剤をスプレーし、水をかたく絞った布巾やダスターでしっかりと磨きます
メニューやコンディメントケースに汚れが着いている場合も、しっかりと磨きましょう。

レジカウンター

掃除

汚れが目立ちにくい分、後回しになってしまいがちなレジカウンターの清掃。ハンディモップでホコリを取り除いたあと、レジ上部やキャッシュトレイについた指紋を拭き取ります。カウンター内はきちんと整理整頓し、お客様の目に入ってもよい状態にしておきましょう。

窓・照明・天井

掃除

ガラスクリーナーを使用して布巾で拭いたあと、真ちゅうワイパーを使って拭きムラが残っていないか、ガラスがくもっていないかを確認しながら、しっかりと磨きましょう。ブラインドのホコリや、窓枠や桟の汚れは意外と目立つ部分です。ハンディモップや布巾を使用し、拭き上げておきましょう。

照明は、ハンディモップを使用してたまっているホコリを拭きとります。時間があるときは電球をはずし、水をしぼった布巾でしっかりと磨いておきましょう。エアコンのフィルターや、通風孔もホコリがたまりやすい箇所です。汚れをためてしまうと掃除がより大変になってしまうため、毎日こまめにきれいにしておく必要があります。

トイレ・洗面

掃除

トイレの綺麗さが店内の綺麗さを決めると言っても過言ではありません。便器はクリーナーとブラシでこすりあげたあと、トイレ用クロスで艶が出るまで磨きましょう

床は水と洗剤をつけて絞ったモップでしっかりと拭きます。汚れが目立つ部分はデッキブラシでこすり、汚れを落としましょう。最後は水気をしっかりと拭き取り、水滴が残っていない状態にします。

また、洗面台はガラスクリーナーをつけた布巾で汚れを拭き取り、鏡も水滴や指紋が残らないようにクリーナーで磨いておきましょう。

清掃を習慣づけるために見直したいチェックポイント

わかっていても、忙しいとお店を回すことに集中してしまい、掃除が後回しになってしまいがちです。「気づいたらクリンネスをする」を従業員全員が習慣にするためには、チェックしておきたいいくつかのポイントがあります。

▼ 1:清掃用具をきちんとそろえる

従業員の意見も聞いた上で、清掃に必要な道具や洗剤をきちんとそろえます。また、清掃用具を収納するスペースもきちんと確保しておきましょう。

▼ 2:清掃マニュアルを常備しておく

特定の人以外でも気づいたときに清掃ができるよう、マニュアルを用意しておきます。「気になるけど、清掃の仕方がわからなくて手を付けられない」ということを防げます。

▼ 3:清掃カレンダーを作成する

毎日すべての箇所を清掃するのは大変です。そこで、「毎日必ず清掃する箇所」と「曜日ごとに清掃する箇所」を決め、カレンダーを作成しておきましょう。こうすればシフトに入ったアルバイトスタッフが、その日にどこを清掃すべきか確認することもでき、1日あたりの負担もぐっと軽くなります。

▼ 4:店主や先輩スタッフが率先して清掃をする

まずは店主、そしてベテランの従業員たちがこまめに清掃をする習慣をつけることが重要です。徹底的にきれいな状態にしてしまえば、汚しにくくなる上、他のスタッフも積極的にきれいにしようと心がけるはずです。

まずは店主がお手本を見せ、「この程度まできれいな状態を保ってほしい」ということを、スタッフたちに示しましょう。

細かいところもお客様はチェックしている!

自分ではさほど気にならなくても、お客様目線で見ると気になってしまう……という部分はいくつもあります。さまざまな視点で、店内の清潔さをチェックするようにしましょう。

また、「定期的に業者に頼んで清掃してもらう」という店舗もあると思います。しかし、ある程度スタッフできれいにしておけば、業者への依頼も少なく、また低価格で依頼することができる可能性もあります。まずは自分たちで、清潔な店舗を保つよう心がけてみてください。

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店舗BGMアプリ「モンスター・チャンネル」が運営する店舗運営情報magazineの編集責任者。