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店舗の雰囲気づくりのために欠かせないBGM。その導入に必要になるものがスピーカーです。そこで今回は、店舗BGMを流すための準備に役立つ、スピーカーや周辺機器の情報を詳しく紹介します。適切な機材を用意し、BGMの効果を最大限に引き出しましょう。

目次

  1. 設置方法別 店舗用スピーカーの種類
  2. 店内のどこにいても心地よいスピーカーの配置
  3. おすすめのメーカーは、GENELEC
  4. 店舗でBGMを流す際に必要なスピーカー周辺機器
  5. 周辺機器を用意しなくていいスピーカー
  6. お手元の端末で簡単に始められる店舗用BGMアプリ「モンスター・チャンネル」

店舗用のスピーカーは3種類!設置場所に合わせて購入しよう

まず、一般的に店舗で利用されているスピーカーについて、種類ごとに紹介していきます。店舗用のスピーカーは自宅で使用するようなタイプとは異なり、「業務用スピーカー」とも呼ばれていて、一般的な家庭用スピーカーよりも音質がよく、出力が高いことが特徴です。

店舗用のスピーカーは、設置方法別に大きく分けて3種類あります。以下でそれぞれのタイプについて紹介します。店舗の特徴に合ったものを選ぶようにしましょう。

音が濁りにくい「吊り下げ・壁取り付け型」

最初に紹介するのは、天井から吊り下げる、または壁にセットするタイプのスピーカーです。吊るされているので棚や台と触れず、共振・共鳴が少ない特徴があります。これには音が濁りにくいというメリットがあります。

スタイリッシュなものを選べば、インテリアの1つとして雰囲気づくりにも役立ちます。特に天井が高い店舗にはおすすめです。

お店の雰囲気を壊したくないなら「天井埋め込み型」

2番目に紹介するのは、天井に埋め込むタイプのスピーカーです。天井の一部になるので、目立たずに導入できるのがメリットです。内装に特にこだわっていて、見えるところにスピーカーを置きたくないという店舗の場合は、埋め込み型がおすすめです。

しかし天井の高さやお客さまの耳の位置を加味しながら適切に設置しないと、空間全体の音のバランスが損なわれてしまいます。上手く響かせるのが難しいため、業者と相談して設置場所の工夫をする必要があります。

インテリアとしての役割も果たす「据え置き型」

3番目に紹介するのは、床などの平面に設置するタイプのスピーカーです。吊り上げ型や埋め込み型ではどうしても出せなかった低音域が綺麗に出せる特徴があります。

お客さまの目に入りやすいため、インテリアとして店舗の雰囲気にあったスピーカーを選ぶようにしましょう。設置が簡単なので初めてスピーカーを導入する方におすすめです。

店内のどこにいても心地よいスピーカーの配置を考えよう

次に、スピーカーの配置について紹介します。何も考えずに置いてしまうと、店舗内で聞こえ方にムラができてしまうことがあるので注意が必要です。

スピーカーを配置する際には、音の広がり方を理解し、店内全体で均一な音響を実現することが重要です。音は音源から波紋のように広がるため、スピーカーを均等に配置することで、音のムラを抑えられます。ただし、スピーカー間の距離が近すぎると音の密度が高まりすぎて不自然な響きになり、逆に遠すぎると「中抜け」と呼ばれる音の希薄なエリアが生じます。そのため、店内のどこにいても心地よい音響を得られるよう、適切な間隔でスピーカーを設置しましょう。

また、音響効果を考える際には、「モノラル」と「ステレオ」の違いも考慮する必要があります。モノラル音源は単一のチャンネルで音を再生し、全てのスピーカーから同じ音が出力されます。一方、ステレオ音源は左右2つのチャンネルに分かれており、各スピーカーから異なる音が出力されることで、音の広がりや立体感を生み出します。店舗の広さやスピーカーの配置によっては、ステレオ再生が効果的に機能しない場合もあるため、店内の音響環境に応じてモノラル再生を選択することも検討しましょう。

おすすめのメーカーは、GENELEC

店舗BGM用スピーカー選びにおいて、設置タイプや配置の他に、メーカー選びも重要です。特に音質の良さと見た目にこだわるなら、GENELECのスピーカーがおすすめです。

GENELECは、世界中のプロフェッショナルに選ばれているスピーカーブランドで、まず特筆すべき魅力は、その上質なオーディオシステムです。どの音域でもクリアかつバランスの取れた音質を提供し、BGMを常にクリアに、音源に忠実に再生してくれます。

会話を掻き消さない、聴き心地の良いサウンドにより、店内で過ごすお客さまに居心地の良さを提供することができます。

また、持つこと自体に価値を感じさせる高級感あるデザインにより、インテリアとしても店内の雰囲気を格上げしてくれるでしょう。洗練された外観と再生アルミニウムボディが融合し、見た目だけでなく耐久性にも優れています。

GENELEC
※GENELECの製品詳細(外部サイト)に遷移します

店舗でBGMを流す際に必要なスピーカー周辺機器

ここまでスピーカーの種類について紹介してきましたが、もちろんスピーカー単体では音楽は流せません。

音源を再生して音にするためには、CDプレイヤーやスマートフォン・タブレット・PCなどの「音楽プレイヤー」が必要です。そしてお店のような広い場所でスピーカーから音楽を流すために忘れてはいけないのが、音楽プレイヤーから出る音を増幅させる機能を持った「アンプ」です。基本的にこの2つの機器を経由しなければ音が出ないため注意しましょう。また、それぞれをつなぐためのケーブルも必要となります。

周辺機器を用意しなくていいスピーカー

基本的には上述したような周辺機器を用意しなければ音楽を流すことはできませんが、スピーカーによっては一部の機器を必要としないものもあります。ここでは周辺機器の準備を削減できるスピーカーについて紹介します。

アンプが内蔵されているスピーカー

基本的にはアンプは必須ですが、中にはスピーカーの中にアンプが組み込まれているスピーカーもあります。このアンプ一体型のスピーカー(アクティブスピーカー)は主に家庭用のスピーカーとして流通していますが、このスピーカーの場合は、アンプを別で用意する必要はありません。
先に紹介したGENELECのスピーカーは、業務用としての要件を満たしながらも、アンプが内蔵されています。これには、アンプとスピーカーの組み合わせに左右されない一貫したサウンドを提供できるというメリットもあります。

ワイヤレス対応のスピーカー

最近では、Bluetoothなどのワイヤレス接続システムを使って、無線で音を送ることができるスピーカーも増えています。この場合ケーブルは不要で、ワイヤレス機能のあるPCやタブレットを、音楽プレイヤーとして活用します。
ただし、Bluetoothなどのワイヤレス接続は、周りの電波状況や電子レンジの利用などによって接続が不安定になるため、安定した再生を要求される店舗ではおすすめできません。

お手元の端末で簡単に始められる店舗用BGMアプリ「モンスター・チャンネル

ここまで、BGMを店舗に導入するための必要機器について詳しく紹介してきました。機器の準備ができたら、次は流すBGMを決めていきましょう。

注意したいのは、店舗でのBGM利用は音楽の「商用利用」にあたるという点です。著作権の申請が必要な曲を申請なしで流してしまうと、著作権法に抵触する可能性があります。最悪のケースとして訴訟に発展する例もあるため、細心の注意が必要です。

商用利用でも申請なしに利用ができる

モンスター・チャンネル」は、お手元の端末で、登録したその日から即日利用できる嬉しいサービスです。アプリ内の楽曲はJASRACへの著作権処理が施されているため、商用利用も自由に行えます。また、世界中の楽曲を約500万曲も収録しており、プレイリストが多数用意されているため、多くの楽曲の中から自店に合ったものを選ぶことができます。

初期費用0円で月額が安い

モンスター・チャンネルは初期費用無料で、月額は1,880円からです。従来の有線放送と比較して、3分の1という低価格で利用可能です。JASRACに支払う楽曲使用料が含まれてこの値段のため、お得と安心の両方のメリットがあります。

店舗に合わせたスピーカーを設置しよう

今回は、店内にBGMを流す際の機器の準備について紹介してきました。店舗の特徴に合わせたスピーカー選びや配置を意識して、店舗の雰囲気を効率的に高めていきましょう。

ただし、BGMを選ぶ際には著作権に注意が必要です。安心して曲を使用できるモンスター・チャンネルの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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magazine 編集部

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店舗BGMアプリ「モンスター・チャンネル」が運営する店舗運営情報magazineの編集責任者。