メディアの取り上げが増えたことが追い風となり、イベント人口が年々増えているハロウィン。2017年もすでに「池袋ハロウィンコスプレフェス2017」をはじめとするハロウィンイベントの開催が決定しており、今年もハロウィンは大いに盛り上がることが予測されます。
ハロウィンは、店舗にとっても大きな集客のチャンスですが、店舗での参加を検討しているものの、「イベント実施イメージが浮かばない」、「内装や準備の手間が不安」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、店舗でも無理なく行えるハロウィン施策をご紹介します。
ハロウィンとInstagramの関係
近年、若い女性を中心に、色あざやかな料理を提供する店舗や、内装がおしゃれな店舗が人気を集めています。その理由とは、Instagramへの投稿にぴったりであるため。Instagramに載せるのが画になるようなものを「インスタ映え」と呼ぶほど、Instagramは女性たちから大きな注目を浴びています。さらには誰かの投稿をきっかけに商品を買った人もいるように、Instagramはユーザーの消費行動にも深く結びついています。
そんなInstagramとハロウィンの親和性は特に高く、1年に1回という限定でおしゃれで可愛らしい仮装やメイクができるイベントはまさにインスタ映えといえるでしょう。だからこそ、多くの人はハロウィンパーティーに参加し、インスタ映えとなる写真を撮影したくなるのです。
集客数や認知度、ファンの獲得を目的に、Instagramでハロウィン限定商品を紹介する店舗も増加しています。
装飾や仮装など、思わず写真に撮りたくなるものが多いハロウィン。店舗でもハロウィンに向けた施策を行うことで、ハロウィンを楽しみたいお客様の集客につながるのです。
ハロウィンで取り入れたい、集客のヒント
ここまでの盛り上がりを見せている以上、ハロウィンに向けた施策を行わないのは集客のチャンスを逃してしまうことと同じ。インスタ映えを意識しながら、ハロウィンならではのメニューを考えてみましょう。
ハロウィン気分を味わえるメニュー
ハロウィンメニューを作るにしても、凝ったものを作るのは難しい……そう考える方もいるはず。しかし、少しの工夫で普段のメニューがハロウィン仕様にすることは可能です。
まず、ハロウィンといえば、かぼちゃをくりぬいて作るジャック・オ・ランタンやこうもり、おばけをモチーフとした装飾が多くあります。パイシートや餃子の皮をこれらの形に切り取り、調理したものを添えるだけでもお客様はハロウィンを連想することでしょう。
また、料理そのものの色合いも重要です。かぼちゃを使うことでオレンジが、トマトを使うことで赤が、イカ墨などを使うことで黒が料理の色味に加わります。これらの色はハロウィンを連想させるため、料理に取り入れることでお客様にハロウィンメニューだということをアピールできます。
ハロウィンはサロン集客のチャンス!
ハロウィンでは、普段ならしないような仮装やメイクをする人も多くいます。そんな機会だからこそ、サロンではハロウィン限定のメニューを準備しておきましょう。
ハロウィンでは、顔色をあえて悪くすることでゾンビのような印象を持たせる「ゾンビメイク」、固形のファンデーションや血糊を使って傷のように見せる「傷メイク」などをする人も。そんなハロウィンにしか楽しめないメイクを期間限定でお客様に施術するのも良いでしょう。
写真撮影にあると嬉しいグッズ
店舗でもハロウィングッズを用意したいけど、あんまりコストをかけたくない……という方には、インスタ映えを演出できるグッズがおすすめです。
その中でも、「フォトプロップス」は竹ひごやペーパーストローなどの細長い棒にヒゲや帽子、吹き出しのモチーフを組み合わせることで簡単に準備できます。海外で流行した後、日本でもパーティーの定番になりつつあるため、流行に敏感な女性は使うこと間違いありません。
また、無料素材サイトを使えば、必要なのは材料費だけ。さまざまな種類のものを準備し、お客様が写真を撮影したくなるようにしておきましょう。
無料素材サイト
・PhotoProps
ハロウィンで気をつけたいポイント
ハロウィンは人が多く集まるイベントである以上、トラブルにつながりやすいのも確か。気をつけるべきポイントを踏まえ、対策をしておきましょう。
ハロウィンで大いに盛り上がる渋谷では、翌日はゴミのポイ捨てが問題となっています。参加した人は途中で買った食べ物や飲み物のゴミだけでなく、帰る際に着ていた衣装を持ち帰らずに放置することも。入り口にゴミが放置されることを防ぐためにも、特に店舗が大通りに面している場合は定期的に掃除を行うことを意識しましょう。
そして衣装を着替えようと、トイレを使用したいお客様も来店されるかもしれません。しかし、着替えやメイクをする間、他のお客様が仕様できないのも困りもの。そんな時は事前に「店内での着替えはご遠慮ください」と掲示しておいたり、オープン前の店内をパーテーションやカーテンで区切り、着替え用スペースを限定的に設けるといった対応をすることで対策ができます。
ハロウィン浸透中の今が、アピールのチャンス
ハロウィンはお客様の関心が高まる一方で、大々的にイベントを実施している店舗は多くはありません。この機会は他の店舗に差をつけ、“知名度・好感度を上げる”絶好のチャンス。イベントを通して魅力を知っていただき、その後も足を運んでいただけるようなきっかけを作りましょう。