お店の求人広告、それで大丈夫? 応募率アップにつながる「書き方」の極意

人の出入りの激しい接客業界。

「サービスの質を落とさず維持するためには、長続きするチーム作りが必須なのに、欲しいスタッフが集まらない!」
「求人サイトやフリーペーパーにスタッフ募集の広告を出したけど、まったく反応がない!」

などなど、店舗経営者の皆さんは、日々スタッフやアルバイトの確保に頭を悩ませていることではと思います。

じつはその悩み、求人広告の書き方ひとつで解決できるんです!

今回は、人手不足を解消する求人広告の書き方について「事前戦略編」「実践編」にわけて解説します。

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童話で解説!求人広告の「鍵」は事前戦略にあり

突然ですが、日本でもっともポピュラーな「チーム作り」の寓話といえば「桃太郎」ですよね。

桃太郎は鬼退治のために単身旅に乗り出します。そして道中、桃太郎はお腹をすかせたイヌとサルとキジに出くわし、彼らにきびだんごを与えることによって仲間に加えます。鬼ヶ島にたどり着いた桃太郎一行は力をあわせて鬼を成敗し、金銀財宝を持ち帰りました。めでたしめでたし。

…という誰もが知っているあのストーリーです。

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このストーリーを「お店作り」に当てはめてみましょう。

桃太郎を「経営者」とすれば、イヌ・サル・キジは「スタッフ」「アルバイト」、ゴールである鬼退治は「商売繁盛」となるでしょう。そしてこのお話の教訓は、「目標」や「志」がはっきりとしていれば仲間は自然発生的についてくる、といったところでしょうか。なんとも素敵な話です。

しかし、それはあくまでも童話のなかのお話。現実のスタッフ採用はこのようにはいきません。

ウェブや求人雑誌などの媒体にフタッフ募集の広告を出しているお店がどれだけ多いか、思い浮かべてみてください。そう、「鬼退治」というゴールに向かって優秀な仲間を求めている経営者はあなた一人ではないのです。

あなたは、その何千何万といるライバルの中から選ばれる「たった一つのお店」にならなくてはいけません。そのためにはなによりも採用のための事前戦略が必要。誰も彼も本気でスタッフ探しをしているなか、行き当たりばったりのチーム作りでは誰もついてこないリスクが高いんです。

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そこでまずは、事前準備として「ターゲット」、「相手の悩み」、「お店独自のセールスポイント」の3点を具体的に書き出してみましょう。以下は、専門的なマーケティングの観点を交えてその3つのポイントを解説します。

1.「ターゲット」を明確化しよう!

まず最初に「どんな人物を採用したいのか」を可能な限り具体化して考えましょう。
例えば、

イヌ…実直で、真面目に仕事に取り組んでくれる「店長の右腕」が欲しい
サル…行動力にあふれキラリと光るキャラクターを持っている「ムードメーカー」が欲しい
キジ…自由な発想で人にはできないことに取り組める「変革者」が欲しい

など、狙いをシャープにすることによって、採用の手間が省けるだけでなく、「欲しい人材」を一本釣りすることができます。さらには仕事のポジションだけでなく、年齢や性格まで煮詰めて考えるとよいでしょう。

2.「相手の悩み」を察知しよう

次に、①で具体化したターゲット像が抱えている「悩み」を考えましょう。具体的には、

・ターゲットは仕事を通じてなにを達成したいのか?
・どんな条件で働きたいと考えているのか?
・経験者の場合、現職のどこが不満なのか?

などの問いに対する「ホンネ」の部分を、先回って察知してあげることです。「イヌ・サル・キジ」の場合でいえば、その悩みは「村を荒らす鬼がウザい。あと少し腹も減っている」といったところでしょうか。

マーケティング用語ではこれらの悩みは「インサイト」と呼ばれます。これらのインサイトを求人広告に反映させることで、ターゲットからの食いつきが良くなるのです。

3.「お店独自の”セールスポイント”」

最後に、ターゲットに向けて発信したい〈個性〉の部分になりますが、ただ「個性豊かなお店です!」というだけでは足りません。①のターゲット、②のインサイトを踏まえた上で、相手が思わず振り返ってしまうようなキャッチコピーを考えてください。

桃太郎のケースでいえば「仲間と一緒に勧善懲悪!きびだんご付き!」というような一文です。
手広く全方位的に媚びを売るコピーよりも、あくまでもそのコピーによって「必要な人材」と「不要な人材」をふるいにかけるような一文がよいでしょう。

専門的なマーケティング用語では、このキャッチコピーを「USP」(Unique Selling Proposition)と呼びます。求人広告のなかに具体性・個別性を盛り込むことによって、他のお店との明確な差別化ができるのです。

ターゲットの心に響く求人広告!実践編

さて、ここからが気になる実践編ですが、まずは“ダメな求人広告”の典型例から見てみましょう。

カフェレストラン「どんぶらこ」

一緒に働いてくれる仲間を募集中!笑顔あふれる楽しい職場です!
※交通費支給。まかない、昇給有

…この例ですが、とても「よく見る」文面ではないでしょうか? 全体的にプラスのことを書き並べてあり、一見「無難」かつ「受けが広い」求人広告であるかのように思えます。

しかし、事前戦略編をお読みになった皆さんであればお気づきだと思われますが、この求人広告、誰をターゲットにしているのかがはっきりしない上、肝心の「具体的・個別的アピール」の部分があいまいなんです!

これでは他の求人情報の山に埋もれてしまい、消極的な応募しか集めることができません。そこで次には「ターゲット」、「インサイト」、「USP」を具体化した求人コピーの例を列挙したいと思います。

▼ ターゲットが「イヌ」(店長の右腕役)の場合

カフェレストラン「どんぶらこ」

頼りにしても、いいですか?
二人三脚で仕事をしよう!経験者優遇!

▼ ターゲットが「サル」(ムードメーカー)の場合

カフェレストラン「どんぶらこ」

まだ職場で遠慮してるの?
「元気」がお店の旗印!うるさい奴は大体友達♪

▼ ターゲットが「キジ」(変革者)の場合

カフェレストラン「どんぶらこ」

YOU CAN FLY!
「普通」で収まる器じゃないだろ?あなたの挑戦待ってます!

「狙い」を絞って「ハート」にズドン!

名称未設定

さて、それぞれターゲットを鮮明化したうえで個別的アピールを盛り込んだ求人コピーを挙げさせていただきましたが、「極端」、「やりすぎ」と思われたでしょうか?

しかし、まだ見ぬ理想のスタッフをピンポイントで射止めるには、ありきたりな文面ではかえって効果が下がってしまいます。もちろん「目立てばいい」というわけではありませんが、相手の気持ちに寄り添った表現を駆使して、ターゲットの感情を「ビビビッ」と刺激することが大切なんです。

これってなにかに似てませんか?

そう、求人広告はラブレターと同じなんです!

「募集をかければ、自ずと人は集まる」と思ったら大間違い。求人広告のメリットを最大にするには、まだ見ぬ理想のスタッフに向けたラブレターを書くつもりで文面を考えましょう。

「お店」と「スタッフ」の相思相愛の関係を目指して、事前戦略をしっかりと練った上で、上記の黄金テクニックを実践してみてくださいね!

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