ドリンクバーや食べ放題、どれだけ食べれば元がとれる?気になる「原価率」と「利益率」

食べ放題・飲み放題の店舗に行くとき、「元を取ろう!」と意気込んで行く方は多いことでしょう。その一方で、「食べ放題できちんと利益は出ているの?」なんて疑問に思ったことはありませんか?

でも、原価を知ると、そのからくりに気づきます。今回は、飲食店を開業しようと思っている人が知っておきたい「原価」の相場を、食べ放題飲み放題の料金を比べながら紹介します。

ファミレスのドリンクバー

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★推定原価:ドリンク1杯20円〜

ファミレスの定番でもある、300円程度で飲み放題のドリンクバー。中には200円を切る価格で提供している店舗もあるため、その原価が気になっている方も多いのでは?

ドリンクバーは濃縮シロップを炭酸水や蒸留水で割っているため、原価事態は一杯20円程度です。炭酸飲料がもっとも安く、15円〜17円ほど。

比較的原価の高い果実飲料も約30円で、おかわり自由のホットコーヒーや、ティーバックで提供している紅茶はミルクと砂糖を合わせて25円ほどです。

また、ドリンクバーは人件費がかからないことで、コストを削減しています。ドリンクバーのマシーンを設置している場合でも、レンタルとメンテナンスの料金を含めても月5万円ほどしかかかりません。

居酒屋の飲み放題

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★推定原価:ドリンク1杯50〜158円

大人数での飲み会のときに便利な、居酒屋の飲み放題コース。こちらは1番高いドリンクが生ビールで、中ジョッキ1杯あたり158〜160円程度、次に日本酒・ワインが150円程度と続きます。

若年層のお客様がよく注文する酎ハイやカクテルは、なんと1杯40〜50円ほど。飲み放題を利用するお客様のほとんどは、ビールよりも飲みやすい酎ハイやカクテルをよく注文するため、元をとられにくいのです。

また、1番高いと言われているビールは、居酒屋にとって大切な広告塔。ビールを安くしてリーズナブルなイメージをつくることでお客様を呼び、他のお酒や料理をたくさん注文してもらえるようにするのです。

また、飲み放題でたくさん注文されては困る日本酒やワインの銘柄は、そもそも飲み放題のドリンクに含まれてないことも多いです。

飲み放題で元をとろうと、飲み過ぎないように気をつけましょう!

焼肉食べ放題

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★推定原価:1人の料金が3000円の場合、1000円〜1200円

庶民の味方である、食べ放題の焼肉店。こちらの原価は、人気であるカルビは100gで150円、タンやロースは100円です。

高品質の肉でなくても、タレに漬け込むなど工夫をすることで、おいしく食べてもらえるように工夫しています。ライスも大盛りで原価30円程度。ナムルやビビンパなどのサイドメニューを工夫して、利益が出るように調整しているようです。

また、焼肉店は基本的にお客様に自分で焼いてもらうので、人件費が抑えられるという利点もあります。バイキング形式の焼肉食べ放題ならば、さらにコストが抑えられているでしょう。

焼肉店で意外と原価が高いのは野菜。肉と比べて傷みが早い上に保存しにくく、大量に仕入れることができないため、ロスを出しやすいとのことで、特にきのこ類はたくさん注文されると痛いのだとか。

バイキング・ビュッフェ形式のレストラン

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★推定原価:1人の料金が3000円の場合、1000円〜1200円

家族連れにも嬉しい、ビュッフェ形式のレストラン。最近では有名ホテルやレストランでも多く見られ、一流シェフのつくるローストビーフやステーキなどがメニューに含まれている店鋪もあります。

ビュッフェ形式のレストランでは、原価率は約30〜40%ほどで、ファミレスと同じか、やや高い設定です。ステーキやハンバーグなどの肉料理は比較的原価が高く30〜37%で、パスタ、ピザ、米料理などの炭水化物が最も安く20〜30%程度です。

こうした炭水化物などを多く食べてもらえるように工夫し、平均して採算がとれるようにしています。

また、ステーキや蟹などの高級食材を使ったメニューは、店舗の看板メニューになります。これを目当てに来てくれるお客様を増やし、他のメニューも食べてもらって利益を出すという考えです。

また、ビュッフェ形式は人件費が抑えられることもポイント。そのため、ファミレスや普通のレストランと比べて原価率が高くなったとしても、利益をしっかり出すことができるのです。

ケーキ・スイーツ食べ放題

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★推定原価:ケーキ1個100円〜150円

女子に人気のスイーツ食べ放題も、原価はケーキひとつで100円。5個食べたとしても500円、ドリンクを合わせても原価だけでは1000円を超えません。

さまざまな種類の中でも、フルーツが乗っているものは比較的原価が高い傾向にあるようです。

食べ放題で元をとるのは、意外と難しい!

商品ひとつあたりの原価が思いのほか安く、驚いた方も多いのでは?

食べ放題・飲み放題の店鋪でほぼ共通しているのが、大量仕入れによって商品原価を下げていること、人件費を削減していること、原価の安い商品を工夫してたくさん注文してもらえるようにしていることの3つ。

結果として、元をとるためにはとんでもない量を食べなければいけないため、結果として利益を確保することが可能になります!

これから店舗開業を考えている人は、原価を知ることでより具体的に店舗運営の計画を立てられるようになります。

身の回りにある商品の原価を楽しんで考えながら、開業準備を進めましょう!

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