店舗清掃のやり方、それで大丈夫?お店をキレイに保つコツ

飲食店では、来店されるお客様に居心地よく過ごしていただきたいものですよね。店内の清潔感は、店舗の評判にも大きく関係します。とはいえ、一般家庭と同じ方法で清掃しては、落とせない頑固な油汚れ、特殊な設備の汚れも少なくありません。

そこで今回は、トイレの黒ずみをはじめ、コーヒーメーカーの汚れなど普段見落としがちな細かい清掃ポイントや店舗清掃に役立つアイテムをご紹介します。

 

場所別・見逃しがちな清掃ポイント

清掃は、飲食業の基本です。営業中はお客様もいらっしゃるために丁寧に清掃をすることが出来ず、また開店前は他の業務に手を取られ、ついつい人目に付く箇所の掃除を手早く済ませてしまいがちです。

そして店舗で過ごす時間が長い従業員と違い、お客様は店内の細かいところにまで目がいきます。壁や柱の汚れ、破損している場所が目につくと、気になってしまう人がいることも考えられます。

皆さんも、以下のチェック事項に見落としがないか、確認してみてくださいね。

 

厨房や倉庫など目に見えないスペース

objects for washing and cleaning up on a kitchen

 

厨房や倉庫など、目に見えない部分も常に気をつけなければいけない場所といえます。倉庫内は整理整頓を心掛け、食中毒を予防する意味でも、特に食材が直接触れる調理器具・調理台などは、全てを清潔に保つ必要があります。調理器具は、使用目的に応じて使い分け、使用後は洗浄・消毒・乾燥して清潔に保管します。まな板であれば、肉・魚・野菜・刺身などの食品別で使い分け、中性洗剤を薄め出来るだけお湯で洗浄し、乾燥させましょう。

店内のトイレは、その店舗の清潔さを表しているといっても過言ではありません。便器内の水垢やこびりついた汚れには重曹を撒き入れてこすり、流すとキレイになります。便座のふたの黒ずみ、鏡、床なども同様にして清潔さを保ちましょう。それだけでなく、直接目に見えなくても殺菌消毒や衛生管理をきちんとされているか、今一度確認してみましょう。

 

細かい汚れが簡単に落ちる。エスプレッソマシンのお手入れ方法

最近ではカフェだけでなくファミリーレストラン等でも扱われるようになり、見かけることも多くなったエスプレッソマシン。このマシーンは精巧に作られているので、メンテナンスにも少々手間がかかります。抽出口に粉が付いたまま放置すると、次にエスプレッソを抽出した際、たとえ新鮮な豆を使用していたとしても酸化した風味がコーヒーに移ってしまい、美味しいエスプレッソになりません。

こういったことを防ぐためには、日々の取り扱いに注意すべきポイントがあります。抽出後、ホルダーを抽出口にはめたまま放置せず、すぐに取り外して中のカスを捨ててください。また、毎日のお手入れとして、ホルダーからフィルターバスケットを外して洗浄して下さい。抽出口の粉がシャワーフィルター内に溜まっているので、ぬるま湯で濡らした専用ブラシで抽出口のシャワーヘッドやその周りに付着した粉を取り除きます。そしてゴムパッキンはお湯で流し、残りカスをふき取ります。最後にホルダーをはめない状態で抽出口からお湯を出し、キレイにしましょう。

Cup of coffee on the espresso maker at the coffee shop

ミルクを作るスチームノズルは、付着したミルクやノズル内に残った微量のミルクが固まることで目詰まりを起こし、スチームが弱くなる場合があります。このような状態を防ぐため、水を入れたピッチャーにクリーナーを適量入れ、スチームノズルを浸けて、スチームバルブを開き、水が沸騰する間際までスチームを出すことで、内部のミルクを吐き出させることが可能です。この時、ノズル表面に付着したミルクもふき取りましょう。

美味しいものを提供するためには、メンテナンスを日々行いマシーンが正常に動くようにすることが大切ですね。抽出口やスチームノズルは高温になっているため、火傷には十分気をつけて行ってください。

 

掃除機では限界のあるカーペットやソファーのクリーニング

オシャレな雰囲気のカフェに用いられていることが多い、ソファーやカーペット。

一目見ただけでは分かりませんが、ゆったりとくつろげるソファーはこまめに掃除をしていても、掃除機だけでは取り除けない汚れや菌が付着しています。更にカーペットに付着した有害物質は、何年も残るとさえいわれています。汚れがついてから長い時間が経つほど汚れは落ちにくく、修復不可能な状態になるのでお手入れは欠かさずにしたいですね。

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カーペットは布製品なので、まずはゴミや埃を取り除いてから汚れを落としましょう。水性の汚れの場合、薄めた重曹・中性洗剤・クエン酸といった洗剤と、固く絞った雑巾を使って汚れが気になる部分を拭き取ります。頑固な汚れは毛並みに逆らって落としましょう。ゴシゴシ擦ってしまうと汚れが広がってしまうため、トントンと汚れを吸い取る感じで行うことがポイントとなります。また、ブラシなどを使って毛並みを立たせるようにドライヤーで温風を当てると、仕上がりがふんわりします。

汚れが油性の場合は、ベンジンやシンナーを使用しますが、カーペットの色落ちに注意が必要です。汚れを広げないよう、中央に向かい叩くように拭きましょう。臭いが気になる場合には、重曹を振りかけ、ゴム手袋をつけた手でゴシゴシとこすりつけ1時間ほど放置。最後に掃除機で重曹の粉を吸い取り、乾燥させましょう。

お客様が毎日目にするインテリアアイテムだからこそ、長く綺麗な状態で使い続けたいたいものですね。

 

厨房周りの頑固な汚れや、客席についた食べカス

ライフスタイル

調理中に飛び散った油汚れ、客席に付着してしまった食べカスなどは、時間が経つにつれ落としにくくなります。気づいた段階でお手入れしつつ、特に厨房は綺麗に保ちたいものですね。

方法としては、ぬるま湯につける、洗剤をペーパーに染み込ませ湿布する。洗剤やブラシを活用して油を浮かせ落とす、洗剤いらずのメラニンスポンジで落とすなどがあります。また、重曹と粉石けんを混ぜ合わせた後にブラシで擦り、ぬるま湯に浸けておくと汚れがよく落ちます。厨房の壁面も油落とし用の洗剤を付け、湿布して時間を置きふき取ると綺麗になります。

客席の壁についてしまった食べカスは、水拭きだけで取れない場合もあります。湿らせたメラニンスポンジや、普段、台所で使用するスポンジで汚れを落とすことも十分可能です。黒や茶色っぽい汚れには、弱アルカリ性の洗剤を使用すると良いでしょう。また、ここでも重曹が大活躍です。ただし、強く擦り過ぎて壁紙が破れないよう注意してください。

 

まとめ

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お店を綺麗に保つには、日々の清掃が大切です。衛生管理を積極的に行っている店は、従業員も職場をキレイにしよう!という、衛生意識が高まってお店の雰囲気も良くなります。結果、お客様にも気持ちよく過ごしていただけることにも繋がっていきます。これを機会にお掃除マニュアルなどを作り、もう一度見直してみてはいかがでしょうか。