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冬こそ要注意!コロナ対策で行うべき換気と室内温度の調整方法

寒い冬の季節が到来。今年はインフルエンザだけでなく、新型コロナウイルスの感染防止も徹底しなければならず、お店を経営する事業主の皆さんにとっては大きな悩みどころでもあります。

どちらも飛沫感染することから、定期的に室内の空気の入れ替えをすることが求められますが、同時に室温が下がり快適さが損なわれてしまいます。今回は、冬に換気を効果的に行うポイントについてまとめてみました。

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換気の重要性

冬場はエアコンやストーブなどの暖房器具で部屋を暖めますが、閉め切った空間では細菌、ウイルスのほかハウスダストや花粉なども含めた汚染物質が充満するため、それら物質を吸い込むと人体に悪影響を及ぼします。

新型コロナウイルス感染防止の目的から、いわゆる「密」を避けるよう提唱されていますが、汚染物質は外から入ってきた人間が持ち込むため、閉め切った空間に人が大勢いるほど感染のリスクが高まるのです。

細菌やウイルスは、これらを持った人がくしゃみやせき、大きな声で話した場合に口から飛沫となって放出されます。

湿度が高い空間だと、飛沫は空気中の水分と接触し重力に負けて床へと落ちていきますが、空気が乾燥した状態だと飛沫はより遠くへ飛び、長い時間空気中をさまようため、他人が吸い込んでしまうリスクが高まります。

このように、空気が乾燥した冬だからこそ、定期的に室内の空気を入れ替える必要があるのです。

換気扇の使用と上手な窓(扉)の開閉方法

大型ビルに入居するテナントの場合、ビル全体の空調が起動しており温度管理と換気が随時行われているため、換気については事業者側が過度に神経質になる必要はありません。

それでも空気が停滞していると感じた場合、空調設備が正常に作動していない可能性もあるため、管理会社へ速やかに連絡し、空調設備の点検、清掃を求めるようにしてください。

小規模建物では、居室内に換気扇がある場合、優先的に点けるようにしましょう。もちろんそれだけでは不十分なので、窓を開けて空気の入れ替えをすることも重要です。厚生労働省の指導では「毎時2回(30分に1回)以上、数分間程度、窓を全開にする」としています。窓が複数箇所ある場合、同時に開けて空気の流れを作るとより効果的です。

しかし、これだけ開けてしまうと室温が一気に下がってしまい、居心地が悪くなってしまいます。こういった換気をどうしても避けたい場合、入口のドアを随時半開程度に開けておくのも手です。

サーキュレーターで風の流れを作り、外から取り入れた空気を撹拌させるのも有効です。サーキュレーターは扇風機とは用途が異なるため、風の流れが直接人に当たらないように配置する必要があります。

最近は一軒家を改修して店舗に使うケースもよくみられますが、お店がワンルームタイプでなく複数の部屋がつながっている間取りの場合、人のいない隣室の窓を全開にして居室とつながるドアを開けておく方法もあります。

随時外気を取り入れながら、冷たい空気は直接居室内に吹いてこないため快適さが保てます。暖房効率が悪くなるデメリットはありますが、感染症が流行する一時期を凌ぐため、多少の妥協は仕方ないところでしょう。

快適な温度に保つために心がけたいこと

換気とともにお店で働くスタッフが考慮すべき点は室内の温度です。一般的に人間が暖かく快適と感じる温度は22℃と言われており、暖房を使用する際はまずは設定温度を22℃にするとよいでしょう。人間年を取ると急な温度の変化で体調を崩してしまう人が多いことから、利用客に年配者が多い場合は、プラス2~3℃高めに設定するとよいでしょう。

ただし、室内環境や広さによって、設定した温度にまでなかなか部屋が暖まらないこともあります。内壁がコンクリート打ちっぱなしなど断熱材を使用していない環境や、天井高を高く取っている空間では暖房効率は当然悪くなり、なかなか設定した温度にまで達せず、寒いと感じる人も多く出てくるはずです。

同時に温度の感じ方には個人差があり、同じ温度でも「暑い」と感じる人もいれば「寒い」と感じる人がいるのも事実です。特に働くスタッフは、厨房で火を使っていたり配膳などで店内を動き回っていたりするので、お客さんよりも体感温度は暑く感じているはずです。自分たちの感覚で温度を決めるのではなく、あくまでお客さまファーストで温度設定するよう努めてください。

ウイルスや細菌に感染するという観点では、エアコンを過度に使用するのも危険です。継続的にエアコンを稼働させると室内の空気が乾燥するため、冒頭で述べたとおりウイルスや細菌が空気中に停滞しやすい環境を作ってしまいます。こういった場合は空気清浄機を起動させるか、加湿器を用いて室内の湿度を一定に保つようにしましょう。

石油ストーブは空気が乾燥することがないため有効ですが、防災の観点から使用が禁止されている物件も多数あります。もし使用が許可されているならば、水の入ったやかんをストーブに乗せて沸騰させ、蒸気を発散させるのも有効です。

お客さんへの細かな気配りが快適な空間をつくる

もちろん、暖房や換気の工夫以外に、スタッフの気配りでお客さんに快適に過ごしてもらうことは可能です。

ブランケットの用意はいまや一般的なものになりました。スカートの女性客は足元が冷えやすいですし、特にオープンテラスなど屋外に席のあるカフェなどでは、ほぼ必須のサービスと言えるでしょう。

温かいお茶の提供も喜ばれます。入店時には外で冷え切った体を温める効果があり、退店時には温まった状態で送り出すことができます。同じく温かいおしぼりの提供も老若男女問わず喜ばれるものです。

お店の中は、出入口扉と窓付近の席はどうしても寒気を感じてしまいやすくなります。そのため、年配客や幼児連れの人が来店した場合、そういった席への案内は避けるようにしましょう。店内が混雑していてどうしても窓付近の席になってしまう場合は、店が空いたタイミングで「あちらの席に移動しましょうか?」と声をかけて案内するようにしてみてください。こういったさりげない気配りもきっと感謝されることでしょう。

衛生管理を徹底して厳しい冬を乗り切ろう

快適さのため室内の温度を維持することと、感染症防止のため換気することは、実に両立が難しい問題です。エネルギー効率も悪くなるため光熱費がかさむ原因にもなりますが、インフルエンザと新型コロナウイルスというダブルパンチを未然に防ぐためにも、まずは今回取り上げたポイントを実践して、安全と健康を最優先に室内環境を整えるように努めてみてください。

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