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淹れたてのコーヒーの香り、静かにページをめくる音、窓際でゆっくりと流れる時間。喫茶店の心地よさは、目に見えるしつらえだけでなく、耳から届くものにも支えられています。「なんだか落ち着く」「つい長居してしまった」——そんなお客さまの感覚の奥には、空間になじんだBGMがそっと働いているのかもしれません。

とはいえ、いざ自分の店で楽曲を流そうとすると、迷いが出てくるものです。「どんなジャンルが合うのか」「好きな音楽をそのまま流していいのか」。この記事では、喫茶店の雰囲気に寄り添うBGMの選び方から、見落としがちな著作権の話まで、現場でそのまま使えるかたちで一緒に整理していきます。結論から言えば、喫茶店のBGMは「店のコンセプト」と「時間帯」を軸に選ぶのが近道です。そして著作権の手続きは、店舗向けのBGMサービスに委ねてしまうのがいちばん手軽です。

喫茶店のBGMが空間づくりに与える効果

同じ内装、同じメニューでも、流れている楽曲が違うだけで、店の印象は大きく変わります。BGMは、その空間が「どんな時間を過ごす場所なのか」をお客さまに伝える、静かな案内役のような存在です。

店の世界観・雰囲気を伝える

レトロな純喫茶、モダンなカフェ、大人が集まる静かな一軒。喫茶店にはそれぞれ描きたい世界があります。BGMは、その世界観を音の面から補強してくれます。木のぬくもりのある内装にやわらかなジャズが重なると、視覚と聴覚の印象が一つにまとまり、「この店はこういう場所だ」という感覚が自然と伝わります。

お客さまの居心地への影響

落ち着いたテンポの楽曲は、その場に流れる空気をやわらかくすると言われています。静けさが心地よさに変わるか、それとも間が持たない気まずさになるか——その分かれ目に、BGMがそっと関わっている場面は少なくありません。楽曲が空間になじむほど、お客さまが安心して過ごせる雰囲気に近づいていくと考えています。

会話や作業のしやすさを支える

まったくの無音だと、隣の席の話し声や食器の音が思いのほか気になるものです。ほどよいBGMは、そうした生活音をやわらげ、会話や読書、ちょっとした作業のしやすさを支えてくれます。一人で過ごすお客さまにも、談笑を楽しむお客さまにも、それぞれの時間になじむ「背景」をつくれるのがBGMの役割です。

喫茶店に合うBGMの選び方

「何を流すか」を決める前に、「誰が、いつ、どんな時間を過ごす店なのか」を思い浮かべてみてください。選び方の軸が定まると、迷いはぐっと少なくなります。

店のコンセプトに合わせて選ぶ

まずは店の世界観を起点にします。クラシックな純喫茶なら、落ち着いたジャズやピアノ。明るく開放的なカフェなら、軽やかなボサノバやアコースティック。内装・照明・提供するメニューと楽曲の方向性をそろえると、空間全体に一貫した印象が生まれます。

ターゲットとなるお客さまに合わせて選ぶ

一人でゆっくり過ごすお客さまが多いのか、友人同士の会話がはずむ店なのか。過ごし方によって、心地よいテンポや音量感は変わります。静かに過ごしたい空間では音量控えめで穏やかな楽曲を、にぎやかさを楽しむ空間では少し明るめの楽曲を、と考えると選びやすくなります。

時間帯で使い分ける

一日を通して同じ楽曲を流し続ける必要はありません。朝はやわらかく一日の始まりに寄り添う音、昼は少し明るく活気のある音、夕方以降は落ち着いた大人の雰囲気へ。時間帯に合わせて流す楽曲を切り替えると、その時々の過ごし方にぴったり寄り添う空間になります。

音量とテンポのバランスを整える

どんなに雰囲気に合う楽曲でも、音量が大きすぎると会話の邪魔になり、小さすぎると存在感がなくなってしまいます。お客さま同士の会話が自然にできる音量を基準に、店のテンポに合ったリズムの楽曲を選ぶと、空間になじみます。

喫茶店におすすめのBGMジャンル

ここでは、喫茶店と相性のよい代表的なジャンルを紹介します。それぞれの特徴を知っておくと、自分の店のコンセプトに引き寄せて考えやすくなります。

ジャズ

大人の落ち着きと洗練された雰囲気を演出したいなら、まずジャズが候補になります。テンポや編成の幅が広く、静かな純喫茶にも、少し華やかな空間にも合わせやすいのが魅力です。会話のじゃまをせず、それでいて空間に品のある表情を添えてくれます。

ボサノバ

やわらかなリズムと軽やかな雰囲気が持ち味のボサノバは、明るく開放的なカフェにぴったりです。重すぎず、それでいて心地よい抜け感があり、昼下がりのゆったりした時間によくなじみます。

ピアノ・クラシック

上品で静かな時間を大切にしたい店には、ピアノやクラシックが向いています。読書や作業に集中したいお客さまが多い店でも、思考のじゃまをせず、そっと背景に溶けてくれます。

アコースティック・カフェポップ

親しみやすさを大切にしたいなら、アコースティックギターを中心とした楽曲や、耳なじみのよいカフェポップも選択肢です。肩の力が抜けた雰囲気で、幅広い年代のお客さまを迎えたい店に合います。

喫茶店でBGMを導入する際の注意点

流す楽曲の方向性が見えてきたら、忘れてはいけないのが著作権です。ここを押さえておかないと、思わぬトラブルにつながることがあります。

個人向けの音楽サービスは店舗で使えない

まず大切な前提として、Apple Music・Spotify・Amazon Music・YouTubeといった個人向けの音楽サービスを店舗で流すことは、規約違反であり著作権侵害にあたります。商用利用はできません。 これらはあくまで個人が楽しむためのサービスで、店舗でお客さまに向けて楽曲を流す「公衆への伝達」は想定されていないためです。手持ちのCDを購入して流す場合も、別途JASRACへの手続きが必要になります。

著作権の扱いは、決して他人事ではありません。2019年には福岡市のバーなど10店舗の経営者に対し、楽曲の使用差し止めと約41万円の損害賠償支払いが命じられた事例もあります。「知らなかった」では済まされないのが、この分野の難しいところです。

手続きを代行してくれる店舗BGMサービスを使う

とはいえ、著作権の手続きを一つひとつ自分で行うのは、本業のかたわらでは大きな負担です。そこで頼りになるのが、著作権処理をまとめて引き受けてくれる店舗向けBGMサービスです。

たとえば店舗BGMアプリ「モンスター・チャンネル」は、JASRAC・NexToneとの契約を済ませているため、お店側で個別の申請や支払いをする必要が一切ありません。面倒な手続きから解放され、お店は「どんな空間にしたいか」を考えることに集中できます。手持ちのPCやスマートフォン、タブレットがあれば、工事もなく当日から始められるため、まず試してみることへのハードルもほとんどありません。

喫茶店のBGMならモンスター・チャンネルがおすすめ

モンスター・チャンネルには、BGMのプロが厳選した1,000以上のチャンネルがあり、その中には喫茶店の空気に寄り添うものが数多くそろっています。ここまで見てきたジャンルごとに、相性のよいチャンネルを紹介します。

喫茶店の雰囲気に合うチャンネルが豊富

ジャズで大人の落ち着きを演出したいなら、洗練されたジャズボーカルが彩る「サロンジャズ」や、シンプルで聴きやすい「ジャズラウンジ」がなじみます。モダンジャズの名曲を厳選した本格的な「こだわりのジャズ喫茶」もおすすめです。

明るく開放的な時間には、やわらかなリズムの「ボサノバ」。上品で静かなひとときには、美しいピアノ曲が流れる「大人のカフェ時間」や、おしゃれな「まったりオーガニック・カフェ」が合います。

朝の時間には、豊かなアコースティックサウンドの「カフェ・アコースティック」、名曲をピアノアレンジで届ける「カフェで流れるジャズピアノ」など、喫茶店のために選び抜かれたチャンネルが見つかります。気になるチャンネルは、喫茶店向けチャンネル一覧ピアノのチャンネル一覧から試聴できます。

著作権手続き不要で、当日から始められる

前述のとおり、JASRAC・NexToneの手続きは済んでいるため、著作権を気にせず楽曲を流せます。設置工事も必要なく、手持ちの端末があればその日のうちに始められます。「まず一日、店の空気に合うか試してみる」ということが、気軽にできます。

時間帯に合わせて、音が自然に切り替わる

一日の流れに合わせて楽曲を変えたくても、そのたびに手を止めるのは大変です。モンスター・チャンネルには、あらかじめ時間帯ごとの再生を設定できる機能があり、朝・昼・夕方と、お店が意識しないうちに空気が切り替わっていきます。本業に集中している間に、空間が整っていく感覚です。

まとめ

喫茶店のBGMは、店のコンセプトと時間帯を軸に選ぶことで、空間の心地よさをぐっと引き上げられます。そして忘れてはいけないのが著作権です。個人向けの音楽サービスは店舗では使えないため、手続きを代行してくれる店舗向けBGMサービスに委ねてしまうのが、いちばん手軽で安心な方法です。

モンスター・チャンネルは、月額1,880円(税抜)からと、初期費用もかかりません。喫茶店に合うチャンネルを試しながら、店の空気にいちばん合う音を探していけます。まずは14日間の無料トライアルで、いつもの店内に流してみてはいかがでしょうか。トライアル期間中に支払い情報を登録しない限り、自動で課金されることはありませんので、安心してお試しいただけます。

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magazine 編集部

magazine 編集部

店舗BGMアプリ「モンスター・チャンネル」が運営する店舗運営情報magazineの編集責任者。