耳鼻科は子供からお年寄りまでさまざまな年齢層の患者が来院する医療機関のため、流すBGMは幅広い年代に好まれるように選曲する必要があります。中には耳に違和感を持っている患者もいるため、流す音量には気を配るようにしましょう。
今回は耳鼻科でBGMを流す効果やメリット、導入の際の注意点について解説します。
また、耳鼻科におススメのBGMチャンネルも合わせて紹介するので、選曲に迷った際には参考にしてください。
耳鼻科にBGMを導入することの効果
耳鼻科の待合室では小さい子供の患者がいるため、待合室での待ち時間が退屈だったり、緊張を与えてしまう空間だったりすると、泣き出してしまいスムーズな診察が難しくなってしまいます。
音楽には患者と医師の双方にメリットを与えることが判明しており、多くの医療機関でBGMの導入がおこなわれています。BGMにより、患者の不安や緊張を緩和する効果が期待できます。ここからは、耳鼻科にBGMを導入するメリットについて、詳しく紹介していきます。
ヒーリング効果のあるBGMで患者の不安や緊張を緩和する
耳鼻科に訪れて検査や治療を受ける患者の中には、待合室で緊張と不安を抱えて順番を待つ方もいます。緊張や不安を抱えている時間が長くなると、心拍数の増加や消化器系の活動抑制など、正確な診断に影響を及ぼす可能性も考えられます。
そこで、ヒーリング効果のあるBGMを流すことで、血圧や心拍数の上昇を防ぐ効果が期待できます。なかでも、「1/ｆのゆらぎ」が取り入れられた音楽には、身心をリラックスさせる効果があると考えられています。
また、オルゴールの音色には高周波が含まれています。近年では「オルゴール療法」という治療法が生まれるほど、オルゴールの音色は注目されていて、脳をリラックスさせる効果があると考えられています。
ヒーリング効果のあるBGMを流すことで、耳鼻科に訪れた患者に安らぎを与えられるでしょう。
待合室の時間を短く感じさせる効果がある
音楽には感情誘導効果と呼ばれる効果があり、人の意識や感情に影響を与えます。
悲しい曲を聞くと気分が下がったり、明るい曲を聞くと気分が明るくなるのは、音楽のもつ感情誘導効果によるものです。この感情誘導効果を利用しアップテンポのBGMを待合室に流せば、待ち時間を短く感じさせることができるでしょう。
しかし患者のなかには体調が優れない人もいるため、テンポが早すぎる曲や音階が激しい曲は選ばないように心掛ける必要があります。
過剰なコルチゾール分泌を軽減する効果が期待できる
コルチゾールとは、副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンの1つです。人はストレスを感じるとコルチゾールが増加するため、ストレスホルモンともいわれ、コルチゾールが長期的に過剰分泌されると、免疫機能を低下させることが確認されています。
過剰分泌を防ぐためにはBGMが効果的といわれており、リラクセーション音楽や好みの音楽を聴くと、コルチゾールが低下することが実験で明らかになっています。
患者がリラックスした状態で治療を行うことができる
耳元の治療は、患者に恐怖感を与えてしまう場合があります。特に小さな子供は不安や恐怖心から治療中に動いてしまう可能性もあるため、安全な治療には患者の安心は必要不可欠です。そこで、リラクゼーションの音楽をBGMとして流すことで、患者の緊張や不安を軽減し、リラックスした状態で治療を受けてもらえます。
また、リラックス効果を得られるのは患者だけではなく、医師も気持ちを落ち着かせた状態で診察や治療に臨めます。
耳鼻科にBGMを導入する注意点
耳鼻科でのBGMの導入は、患者の不安や緊張の軽減が期待できるだけでなく、診療や治療をスムーズに進めることが期待できます。しかし、実際にBGMを流す際には、選曲や著作権に注意が必要です。
ここからは、BGMを活用する際に、知っておかなければならない2つの注意点について、詳しく解説していきます。
耳鼻科に来院する患者がリラックスできるBGMを選曲しよう
アップテンポな楽曲を待合室で流すことで、待ち時間を短く感じさせる効果があったり、スタッフの休憩室や事務作業の際に流すことで、作業効率の向上が期待できたりします。
しかし、患者の抱えている症状によっては、不快感を与えてしまう可能性も考えられるので、BGMの選曲には注意が必要です。
流すBGMには著作権処理が必要
音楽は著作権で守られているため、商用利用する際には、手続きや利用料の支払いが必要です。
利用したい楽曲の著作権がJASRACなどの団体で管理されている場合は、該当する管理団体へ利用申請をおこなう必要があります。一方、楽曲の著作権がアーティストや個人で管理されている場合は、著作権者から許諾が必要です。また、AppleMusicなどの音楽配信サイトで購入した音楽、Spotifyなどの定額制の音楽配信サイト、YouTubeなどの無料動画も商用利用は利用規約によって禁止されています。
楽曲によって、医療機関での利用の際には、使用料の支払いが免除される場合もあるため、利用規約を確認して適切な処理を心掛けましょう。
耳鼻科にBGMを導入するならモンスターチャンネル
耳鼻科にBGMを導入するなら、店舗BGMサービス「モンスター・チャンネル」の利用がおススメです。モンスター・チャンネルは商用利用が認められている音楽配信サービスで、耳鼻科の雰囲気にピッタリのBGMを導入できます。
ここからは、モンスター・チャンネルを利用するメリットやサービス内容について紹介します。
イメージするBGMをすぐに見つけることができる
モンスター・チャンネルは世界中の500万曲の中から厳選した1,000チャンネルが配信されており、どれでも使い放題です。
BGMの選曲も手軽におこなえるのが魅力の1つで、チャンネルの選択は「ジャンル」や「キーワード」から探すだけではありません。「業種・業態」「ツール(効果)」「雰囲気」「天気/時間帯」などからもチャンネルのセレクトが可能です。
モンスター・チャンネルであれば、抱いたイメージやコンセプトに沿ったBGMをすぐに見つけ出し、活用できます。
著作権処理が不要で、気軽に始めることができる
モンスター・チャンネルで配信されている楽曲は、すべて著作権の処理が完了しています。そのため、JASRACへの手続きは一切不要で、著作権を気にせず自由に楽曲を利用することが可能です。
また、モンスター・チャンネルの利用料は、月額1,880円（税抜）〜で、従来の有線放送と比較すると、半額以下の価格でBGMを導入できます。
BGM利用の際に必要な機材は、インターネット回線・音響機器・再生端末（スマホ・パソコン・Bluetoothスピーカーなど）3つのみです。専用機材の購入や取り付け工事が不要なため、初期費用がかかる心配はありません。
耳鼻科のBGMにおススメのチャンネルを紹介
ここからは耳鼻科におススメのBGMをモンスター・チャンネルで利用できる1,000チャンネルの中からご紹介します。
「オルゴール(クラシック)」チャンネル
オルゴールでアレンジされたクラシックの名曲が集められたチャンネルです。オルゴールの音色に含まれる高周波によって脳をリラックスさせ、ストレスや緊張の緩和が期待できます。
耳鼻科のような医療機関の待合室や診察室、福祉施設やその他スタッフの控え室など、さまざまな用途に利用できるおススメのチャンネルです。
「ピアノヒーリング」チャンネル
優しく奏でられるピアノの曲が集められたチャンネルです。ヒーリングミュージックをベースとしたピアノ楽曲で、患者の不安や緊張を解きほぐすことができます。
ピアノの音色は性別や年齢を問わず、幅広く親しまれているため、高齢の方から小さな子供まで幅広い年代の患者が訪れる耳鼻科に最適です。リラックスできる雰囲気を作りたい場合には、「ピアノヒーリング」チャンネルがおススメです。
「オルゴール(J-POP)」チャンネル
オルゴールでアレンジした、2000年代の人気曲や話題曲を集めたチャンネルです。馴染みのあるヒット曲とオルゴールの音色の相乗効果で、心安らぐ雰囲気を演出できます。患者の待合室や治療室、スタッフの休憩室などにもおススメのチャンネルです。
耳鼻科にBGMを導入して、落ち着ける空間を作ろう
BGMには、人の緊張や不安を緩和する効果があり、耳鼻科に欠かせない存在といえるでしょう。BGMを流す際には、選曲や著作権に注意が必要ですが、商用利用が可能なBGM配信サービスを利用すれば、簡単に導入を進められます。
また、BGM配信サービスを利用するなら、店舗BGMアプリ「モンスター・チャンネル」の利用がおススメです。著作権を気にすることなく、500万曲から厳選された豊富なBGMを自由に利用できます。
14日間の無料トライアルも実施されているので、この機会にBGMの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
