【事例つき】クラウドファンディングで新規開店する3つのメリット

飲食店を開業したいと思ったとき、一番大きな壁になるのがお金の問題。その悩みを解決する手段として今世界から注目されている資金調達法、それがクラウドファンディングです。この記事ではクラウドファンディングの基礎知識やメリット、成功事例まで余すことなくご紹介します。

 

飲食店経営の皆様へ お店の雰囲気って内装だけだと思っていませんか?

 

そもそもクラウドファンディングって何?

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クラウドファンディング(crowdfunding)とは、大衆(crowd)と資金調達(funding)の意味を込めた造語で、企画に賛同してくれる不特定多数の人からインターネットを通じて資金を集める方法のことを指します。

その歴史は17世紀初頭にまで遡り、イギリスの書籍編集者が書籍印刷代を集めた事例がその原型であったと言われています。日本では東日本大震災以降、被災者を援助するために多くのプロジェクトが発足したことをきっかけに、急速に注目を集めるようになりました。

クラウドファンディングで新規開店する3つのメリット

飲食店を新規開店する際にクラウドファンディングを利用すると、資金面での課題を解決するだけにとどまらず、実は多くのメリットを得ることができます。では、実際にそのメリットに迫っていきましょう。

 
▼ 開店直後から、顧客を確実に獲得できる
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飲食店を開業したとき、苦労するのは顧客の開拓。ツイッター、フェイスブック、ブログ、HPなどのSNSを駆使してオープンをPRしても最初の数か月は赤字になる例も多々あります。しかしクラウドファンディングを利用すれば、資金を出資したサポーターが広報としての役割も同時に果たしてくれるのです。

開店直後、自分が出資した店を紹介したいサポーターは、友人や家族を誘って店に来てくれます。その結果、開店直後からお店が満員ということも。普通はつまづきがちなオープン直後ですが、クラウドファンディングを使えば最高のスタートダッシュを切ることができるのです。

 
▼ 独自のブランド作りができる
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出資してくれたサポーターに提供する、各種サービスや制度。この「リターン」サービスが、お店に大きなリターンを生むことがあります。それは、独自のブランド作り

例えば、本格的な馬肉専用石窯を使用した、馬肉専門レストランローストホースは、開店から1年間は、クラウドファンディングで支援したサポーターのみ同伴者と入店可能という制限をつけました。この会員制限により、ローストホースは「行きたくても行けない」と口コミで話題となり、そのブランドにプレミア感をつけることができたのです。

さらに、今まさに注目されているクラウドファンディングを利用して開店したというのは、それだけで一つのブランド。同業の店との差別化としての価値があるでしょう。

 
▼ 事前にマーケティング調査ができる
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最後に、クラウドファンディングの最大のメリットは、顧客のニーズを把握するマーケティングも同時に実施できる点です。

そもそもクラウドファンディングではサポーターのニーズにマッチしない企画には資金が集まらないため、サイトで企画を公開した時点でマーケティングが実施されているのです。そのため、企画に魅力がありサポーターをたくさん集めることができた店舗は、顧客のニーズを十分に満たしているということなので、自信をもってオープンに望むことができます。

クラウドファンディングの成功事例

 

▼ セララバアド
セララバアド出典:クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)

達成金額 ¥1,169,820(内装費など)
サポーター 76人
リターン レセプションパーティー招待券・コースディナーなど

ヨーロッパの世界ランキングNo.1の店舗で修行を積んだシェフが渋谷にオープンした、モダンなレストラン。日本の食材や器と、欧州仕込みのクリエイティブな料理の融合により「新しい日本を表現する料理」を掲げたセララバアドには、目標金額の2倍以上の金額が集まりました。

 
▼ SABAR
SABAR
出典:ミュージックセキュリティーズ – マイクロ投資プラットフォーム(セキュリテ)

達成金額 ¥17,880,000(店舗改築費・仕入代金など)
サポーター 420人
リターン 1口(3万円)あたり、鯖寿司(3,150円相当)

鯖の中でも脂質含量が通常の2倍近くある「とろ鯖」料理の専門店。「とろ鯖を世界ブランドに」という代表右田氏の理念に多くのサポーターが共感し、2000万近くの資金調達に成功。このクラウドファンディングで2014年1月に大阪の福島に第1号店をオープンし、2016年3月現在、東京・京都・大阪を中心に10店舗を運営しています。

 
▼ トクガワエン
トクガワエン
出典:CAMPFIRE(キャンプファイヤー)- クラウドファンディング

達成金額 ¥2,196,500(エスプレッソマシン購入費など)
サポーター 450人
リターン ドリンク1杯サービス券(500円の支援の場合)

「なっちゃん」ことNatalie Yoshimi氏が「駄菓子屋さん」をイメージして作ったコーヒースタンド。エスプレッソマシンを購入するために募った200万円は、一口500円からというリーズナブルさもあり、400人以上のサポーターの支えにより達成されました。サポーターが多かった分、SNSによる拡散の恩恵も得られ、まさにクラウドファンディングによる利点を生かした事例といえるでしょう。

飲食店向けのクラウドファンディング、kitchen starterでクラウドファンディングを始めよう

では、最後に、飲食店向けのクラウドファンディングサービスを一つ紹介しましょう。

キッチンスターター
出典:飲食特化型クラウドファンディングkitchenstarter(キッチンスターター)
2015年3月にサービスを開始したkitchenstarter日本初の飲食特化型のクラウドファンディングプログラムで、飲食業専門転職サービスのクックビズ(株)との業務提携も行っています。

プロジェクト成立第1号は、精神科の医師を呼んでのセミナーを実施する、「疲れた気持ちを安らげるカフェ」、Blue Baobab。今年の1月にはユーザーとレストラン、生産者をつなぐ「クラウドレストラン」というサービスをリリースし、今後も飲食業界の発展に大きく貢献することが見込まれます。

掲載料は無料(成立時のみ手数料の支払い)なので、この記事を読んでクラウドファンディングに興味を持った方はぜひ、すぐにでもkitchenstarterで企画を公開してみてはいかがでしょうか。

 

飲食店経営の皆様へ まだCDなんですか?