ここを避けては通れない!保健所OKを出すための11のチェックリスト

飲食店を開業する際に避けては通れないのが保健所による店舗のチェック。せっかく開業資金を貯めてメニューや広告なども用意したのに、肝心の保健所の許可が下りなければ、お店をオープンすることはできません。

審査に引っかかってしまうと、開店日が予定より遅れてしまうおそれもあります。そうならないためにも、事前に「どこをどう見られるか」を知っておき、一発OKを目指しましょう!

細かい点は各自治体によって変わりますが、基本を押さえておけば「開店日に間に合わない」などのトラブルを避けることができます。今回は忘れてはいけない最低限の、保健所OKをもらうための重要ポイントを紹介します。

意外と見落としがち?保健所が見ている8のポイント

1:店舗スペースの用途はきっちりとわけましょう

保健所

店舗は営業専用のものとし、住居や営業に関係のない場所と仕切りなどで完全に区画することが定められています。

規模によってこの項目が適用されるかどうかは自治体によって変わるようですが、一定程度の客数を見込むのであれば、調理場とホールが何の仕切りなしに続いている、オーナーの住居スペースと店内スペースが混同しているなど状態はNGとなります。

2:掃除しやすい床ですか?

保健所

飲食店の場合、店内の調理スペースはコンクリートまたはタイルなどの耐水性材料を用い、排水がよく、かつ清掃しやすい構造であることが求められます。

排水をよくするためには、1/50から1/100程度の床勾配をつけるようにしましょう。

3:掃除しやすい内壁ですか?

保健所

内壁も床と同様に、清掃しやすい構造である必要があります。店内の内壁は明色なものとし、床面から1メートル以上の高さまでは耐水性材料を用いましょう。

調理場の場合は床に食べ物が落ちたり、油分が多く飛んだりする可能性も高いため、水を使った清掃を前提としています。また衛生面の確保を常に行うことができるよう、壁の色は汚れの目立つ明るい色に指定されています。

4:店内は明るいですか?

保健所

店内は、自然光を十分に取り入れることのできる構造とし、100ルクス以上の明るさが求められます。

ルクスというのは照明から発せられている明るさではなく、照明によって照らされている場所の明るさを指します。そのため、明るい照明を使っていても、部屋全体が暗ければ意味がないので注意しましょう。

100ルクスとは、だいたい街灯の下くらいの照度を目安として考えるようです。

5:店内の換気は大丈夫?

保健所

店内は、換気が十分行われる構造とし、必要に応じ強制換気装置を設けることが義務づけられています。

強制換気装置というのはすなわち換気扇のこと。ガスを使う調理場はもちろんのこと、万が一のためにもホールへの設置も必要です。また、換気扇はシャッター付きのものが求められています。

6:ネズミやゴキブリなどへの対策は?

保健所

店舗内には、ねずみ、害虫などの侵入を防止するための設備を設けることが必要とされています。

衛生的な観点から問題のあるネズミや、ゴキブリをはじめとする害虫類が簡単には店内に入れないよう、網戸や換気扇のシャッター、排水口の金網などの設置を求められています。

ホウ酸団子などは「設備」には入りませんので、注意しましょう。

7:着替える場所はちゃんとある?

保健所

店舗には、従業員専用の更衣室や更衣ロッカーなど、着替えるためのスペースを設けることが定められています。

衛生的な観点から、更衣室と調理場が同じ場所にあるのは飲食店ではNGです。更衣室にはロッカーがあったほうがよいですが、着替えを置いておくカゴなどでもOKが出る可能性が高いようです。

8:ちゃんとしたトイレが用意されていますか?

保健所

店舗内には、施設の衛生上影響のない位置に、従業員数に応じた数のトイレを設けることが定められています。またトイレの中には、ねずみや害虫などの侵入を防止する設備や、消毒剤を備えた流水式の手洗い設備を設けることが義務づけられています。

食品庫のすぐ近くであったり、調理場のすぐ近くにトイレがあれば、あっという間に感染症などが広がってしまいます。

また手洗い設備に関してですが、石鹸などの周りに雑菌がつくようなタイプの「消毒剤」はNGになることがあります。できるだけ、液体洗剤を使用しましょう。

9:従業員の手洗い設備はありますか?

保健所チェック

調理場には、従業員が清潔に手洗いをし、消毒する設備があることが求められます。また、シンクは2槽あること(もしくは1槽シンクの場合、食器洗浄機を備えてあること)、お湯が出ることが条件となっていることが多いようです。

10:食器や食品を清潔に保管できる環境ですか?

保健所

食器や食品をしまう設備にはきちんと扉がついており、清潔に保管できる環境が整っていることが求められます。これは「食品衛生法」に基づいており、グラスや食器はきちんと食器棚にしまうことが義務づけられています。

営業中は食器を別の場所に出しておいてもかまいませんが、営業が終わったらきちんと収納する必要があります。

11:衛生的なゴミ箱はありますか?

保健所

衛生的に利用することができ、ふたがついているゴミ箱を用意する必要があります。今後ずっと利用することも考え、しっかりとした壊れにくいゴミ箱を用意することをおすすめします。

開業前だけでなく、開業後も定期的なチェックを

保健所のチェック項目は細かいものも多く、厳しいと感じてしまいます。しかし、不備のある状態で営業を開始し、食中毒や感染症などを広めてしまう危険を防ぐためにも、開業前はもちろん、開業後にもきちんとチェックをしましょう。

ここで紹介したものは一例であり、各地域によって項目は変わります。開業する店舗の該当地区のチェック項目を調べ、それを確認しながら準備を進めましょう。

しっかりと衛生チェックをし、安全・安心な飲食店を目指してくださいね!

同時期に考えておきたい、店舗BGMの著作権侵害

店舗を経営するのであれば、保健所チェックと同時期に注意が必要なことに店舗BGMの著作権問題があります。

iPodやパソコンなどから複製した音楽を無断で店内のBGMとして使用することはれっきとした違法行為。JASRACから催告を受けた結果、罰せられてしまった店鋪や施設は、数多くあります。そうなる前に、早めにBGMを流す手段を考えておきましょう。

モンスター・ラボの音楽配信サービス「モンスター・チャンネル」は、各店舗に代わってJASRACへの著作権使用料を支払っているため、著作権の心配なしにさまざまなBGMを利用できます。14日間の無料体験版もご用意しています。ぜひ、こちらも御覧ください。

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