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特定のジャンルの商品を取り扱う「専門店」。近年ではその独特な営業スタイルのほか、流行の発信地である原宿にオープンしたパンケーキやかき氷専門店が話題を集めました。

専門店のブームに伴い、取り扱う商品やジャンルも拡大しています。今回は新たな流行が生み出される可能性を秘めた専門店をご紹介します!


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パンケーキ、アップルパイ、ポップコーン……専門店はなぜ注目されるのか。

 

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専門店が話題を集める理由として、特定のものに興味や関心を持っていなかった人と持っている人の、両方から注目を集められることが挙げられます。

普段、何気なく食べているメニューや、使っているものを取り扱う専門店は、来店した人に新しい発見を与えます。「○○なんてどれでも同じだと思っていたけれど、専門店ではこんなに面白い商品が売られていた……」という発見は「珍しいものを紹介したい」という欲求に繋がり、結果としてSNSへ投稿されることでしょう。その投稿を見た人も同様に興味を持ち、さらなる来客が見込めます。

それでは、こだわりの食材を取り扱う専門店から美味しさを極めた料理を得意とする専門店まで、ジャンル別にご紹介します!

人に自慢したくなる一品が!変わりダネから正統派まで取り扱う雑貨専門店。

 

1:Bento&co(弁当箱)

Bento&coさん(@bentoandco)が投稿した写真

「Bento&co」は日本の弁当箱文化に感動したフランス人オーナーが開いた弁当箱専門店です。日本の伝統的な曲げわっぱや海外メーカーによるおしゃれな弁当箱だけでなく、風呂敷やバランといった雑貨も幅広く取り扱っています。店舗販売のほかオンラインショップもあり、世界中から来店する人も多いとのこと。

 

2:Cool Magic SHU’S(傘)

haruさん(@fruhling20)が投稿した写真

店舗の1階から3階の全フロアで傘を販売している「Cool Magic SHU’S」。店名にあるように、かっこいい(Cool)デザインとありえない(Magic)機能を持った傘をおよそ10,000本取り揃えています。豊富な種類の商品を、「図書館」のようなディスプレイで展示している点も注目されています。

 

3:メッゲンドルファー(しかけ絵本)

ナツミさん(@natsumi1021)が投稿した写真

しかけ絵本専門店の「メッゲンドルファー」は、小さな店舗に約600種類ものしかけ絵本があります。緻密な細工がされているものや音が出るものなど、様々なしかけ絵本を実際に手にとって読むことができるのが大きな魅力です。

店舗には老若男女を問わず楽しめる作品を置いているほか、鎌倉を舞台としたオリジナル商品「鎌倉 段葛」を販売しています。他の店舗との差別化をするため、店舗オリジナル商品を作るのもよいでしょう。

 

4:Cave(カエル雑貨)

NATSUさん(@natsu_oz)が投稿した写真

カエル雑貨を専門とする雑貨店「Cave」。店内には世界中のカエル雑貨以外にも、作家による一点ものまで並んでいます。お店のブログでは新商品の入荷のお知らせはもちろん、カエルに関連するあらゆるイベントを紹介。商品以外の情報をも発信することで、専門性をより印象づけることに繋げています。

 

5:カレイドスコープ昔館(万華鏡)

「カレイドスコープ昔館」は、1994年に日本初の「万華鏡専門店」として麻布十番にオープン。最近ではTVコマーシャルに登場したこともあり、マニアのみならず、多くの人から関心を集めています。また、商品の販売以外にもオリジナルの万華鏡を作る教室が開講されているのも大きな特徴です。

 

こだわり派のお客様には選りすぐりの食材を扱う専門店でアプローチを。

 

6:PHAKCHI BAR GOLDEN DINING(パクチー)

mayuさん(@mayu_min313)が投稿した写真

昨今、若い女性を中心としたブームにより、パクチー専門店が急増しています。「PHAKCHI BAR GOLDEN DINING」もその1つで、パクチーを存分に使った料理やドリンクが楽しめます。これらのメニューは見た目のインパクトも重視され、思わず「食べたよ!」と写真を撮って誰かに伝えたくなるフォトジェニックな要素にも注力。また国産のパクチーを使用することで食材の安全性を伝えている点においても、健康を気にするお客様から高い評価を受けています。

 

7:ネギッチン negi negi(葱)

「ネギッチン neginegi」はおつまみからデザートに至るまで、ほぼ全ての料理に長葱を使用していることを売りにしています。シンプルな長葱のローストをはじめ、葱漬けのテキーラやウォッカなど、一風変わったアルコールも用意されており、1つの食材に特化するというコンセプトをしっかりと作り込むことで“オンリーワン”を目指しています。

 

8:Eggcellent(卵)

「Egg」と「Excellent」を組み合わせた造語を店名に持つ「Eggcellent」は、オーガニック卵を使ったエッグベネディクトやクロックマダムを提供。料理はもちろん、体に優しいものを使った料理を食べたいお客様にとって嬉しい店舗です。

また、平日の開店時間が朝7時と早く、英語教室といった朝活イベントの実施など、固定ファンの獲得にも積極的です。

 

9:solco(塩)

solcosaltさん(@solcosalt)が投稿した写真

国内外40種類以上の塩を集めた塩専門店、「solco」は黒を基調とした内装やシンプルなボトルで商品の塩を引き立たせています。このことにより、店舗の持つ独特な雰囲気が確立されています。

また、それぞれの好みに合う塩を自由にテイスティングできるのも、人気の理由。販売しているおにぎりやコロッケに塩をかけて味わいながら、気に入ったものをすぐに購入できるのです。そして空になったsolcoのボトルを持ってふたたび来店すれば、同じ量の塩を安く購入できるシステムも、リピーター獲得に繋がっています。

 

専門店だからこそ味わえる一品に、多くのファンが集まる。

 

10:焼き芋専門店 ふじ(焼き芋)

Minori Wakiさん(@wakimin)が投稿した写真

「やきいも専門店 ふじ」は全国から選りすぐりのサツマイモを毎日店内で焼き上げ、販売しています。メニューはそれぞれ味や食感が異なる焼き芋のほか、焼き芋アイスや焼き栗も。焼き芋の季節といえば秋や冬ですが、通年で提供することにより、「◯◯といえばあのお店」とお客様に強い印象を与えています。

 

11:AND THE FRIET(フレンチフライ)

フレンチフライ専門店「AND THE FRIET」は、ジャガイモの品種や切り方、ソースや調味料の味付けを自由に選ぶことが可能です。ハンバーガーのセットというイメージが強いフレンチフライを単品で、さらにリッチに味わえることから食通の間で話題を呼んでいます。

また、カボチャのフリット、バニラアイスとフレンチフライのセットといった季節限定メニューも積極的に販売されているなど、「限定メニュー」から集客につなげている点にも注目です。

 

12:チャーハン王(チャーハン)

メニューはチャーハンただ1つと、まさに文字通りチャーハン専門店の「チャーハン王」は、ランチのピークタイムを過ぎた13時でも行列ができる人気店です。その秘密は、使う米や炒め方を追求したことによりシンプルながら味わい深い一品を用意できた点にあります。

メニューそのものはチャーハンのみですが、セットのスープや酢醤油との組み合わせでさらに味が変わるところも支持される理由となっています。

 

13:楽万コロッケ店(コロッケ)

Mayo Nagataさん(@mayonagata)が投稿した写真

「楽万コロッケ店」は化学調味料や保存料を使わず、素材の良さを活かした商品が売りのコロッケ専門店です。お客様に素材をしっかりと味わっていただくため、店内にはソースではなく、羅臼のこんぶ塩が置かれています。

食べ歩きに適したコロッケを専門としているため、テイクアウトにより安定した回転数をも見込めています。

 

14:NAOカフェ(金平糖)

.Mさん(@kamemai0924)が投稿した写真

福岡県北九州市にある「NAOカフェ」は、金平糖カフェという物珍しさからメディアにも多く取り上げられています。「長い時間をかけて作られる工程から、新しい家庭を築いていく夫婦の姿を連想させる」理由から引き出物としても用いられる金平糖を、ブライダル事業を展開する株式会社ナオブランドがカフェのコンセプトとしているのです。

金平糖が入ったドリンクや、水出しコーヒーゼリーに金平糖を乗せてバーナーで炙ったメニューを用意しているのはもちろん、グッズ販売にも力を入れています。そのグッズとは、種類豊富な金平糖や、本物の金平糖を加工して作ったアクセサリー。こういった女性の購買意欲を刺激するグッズが好評を博しています。

 

15:Potato Cream(ポテトサラダ)

mayuさん(@maaayuringo)が投稿した写真

ポテトサラダ専門店、「Potato Cream」は、「新食感のポテトサラダ」を求めたお客様の行列が絶えません。常時5種類のポテトサラダが販売されていますが、売り切れで営業時間内に閉店することも。

「Potato Cream」で販売されているメニューはマッシュポテトに様々な具材やソースがかかっており、一般的なものよりも口どけが柔らか。「新食感のポテトサラダ」は様々なメディアに取り上げられていることもあり、トレンドに敏感な女性の間で話題を集めています。

 

こだわりの商品とコンセプトにお客様は惹かれる!

 

今回ご紹介した店舗の他にも、専門店の数は増加しています。お客様の「◯◯が食べたいからあのお店に行こう」、「新しい◯◯が欲しいからあのお店に探しに行こう」という考えは、その商品についての品揃えや知識への信頼から導かれるからです。

専門性によってお客様の感情を動かし、信頼を勝ち取る。そんなこだわりのコンセプトが決まったら、今度は「内装」や「BGM」などにも趣向を凝らして、お店のキャラクターをアピールしてみてはいかがでしょうか?

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店舗BGMアプリ「モンスター・チャンネル」が運営する店舗運営情報magazineの編集責任者。