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集客のポイントは、Webの活用と人の目を引くエントランス作り。【経験ゼロからの開業日記#8】

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「お店を持ちたい」。そう思い立っても、新規開業のためのノウハウを持っていないために諦めてしまう人が多いかもしれません。しかし、必要な知識を身につけ、コツコツと準備を進めていけば開業することは不可能ではありません。

デザイナー大谷秀映さんが1から店舗をリノベーションするカフェ兼アクセサリー雑貨店、「ZAGURI」の開業準備の様子を密着レポート。11月のオープンに向けて、配線むき出しの内装が徐々に仕上がっていく経過を写真とともに紹介します。

着々と開業スタートへ近づいている「ZAGURI」。しかし、店舗を作り上げることと同時に考えなければいけないのは集客の方法です。そこで、今回は「ZAGURI」が行う集客の施策をクローズアップ。集客のポイントは、SNSの活用と、お店の顔となる入り口作りにありました!

▶️【経験ゼロからの開業日記】過去記事を読む

 

集客の主流は、Webサービスを使った方法。

飲食店の運営において「集客」は、重要な課題のひとつです。どれだけ味やサービスに優れていても、まずはお客様に来店していただかなければ意味はありません。

雑誌などに広告を出すほか、チラシを配ったりポスティングをするといった施策が主流だったのは、ひと昔前。最近ではWebサービスの発達により、効率的な集客が可能となっています。FacebookやInstagramをはじめとしたSNS、さらに「ぐるなび」や「食べログ」といったグルメサイトを駆使して集客を図っている店舗が多いことは、開業を目指す皆さんもご存知の通りでしょう。

なかでもFacebookは、手軽に情報を発信でき、お客様との繋がりができやすく、費用がかからない点が魅力で、ブログなどと比べても利用率が高いといわれています。

▶️【店長のためのWeb集客術】過去記事

さて、一般的に飲食店の宣伝費は、売上の3%以内に抑えるのが適切だと言われています。グルメサイトの店舗運営者向けサービスを利用する際にも、多くの方が無料プランを上手に活用しているようです。

その一方で、普段は無料プランや最安値のプランを利用してはいるものの、繁忙期やイベントを企画した際には宣伝費をかけることで、集客に成功している店舗もたくさんあります。

また、店独自のイベントの企画も集客に多いに繋がっています。クリスマスといった季節のイベントに合わせたケースが多かったのですが、最近はその年に完成した日本酒の試飲イベントや店舗のアニバーサリーイベントなど、独自のイベントを開催する店舗が増えています。

 

大谷さんによる「ファン作り」の戦略。

大谷さんの場合、看板を作らなかった代わりに通りを行き交う人の目に止まるようなエントランス作りを行いました。同時にFacebookやブログ、CMS会員サイトなどを使った施策を行う予定です。

あらかじめ入り口のイメージをきっちりと設計。

あらかじめエントランスのイメージをきっちりと設計。

Webサービスを使った集客の施策として大谷さんは、お店をオープンさせることが決まった直後にWebサイトを開設。内装工事の様子はブログに写真とともに掲載することにより、店内の様子が少しずつわかるような展開で読者の興味を惹き、ファンの獲得を目指しました。

さらに販売する予定の雑貨などをWebで紹介することで、お店が持つコンセプトがわかるように。レトロなキャッシャーや展示している古い電卓など、こういったものが好きな人にはたまらない店になっています。

オープン後は「昭和レトロ」をテーマに、大谷さんのコレクションの1つでもある古い電卓やタイポグラフィ古書を展示予定。これらは定期的に開催する予定となっていますが、開催の告知についてはWebだけでなく、エントランスの壁を利用したり、チョークアートを計画しているとのことです。

また、ブログやInstagramにもたくさんの写真をアップし、店の情報を随時発信しています。

 

「ZAGURI」こだわりのエントランス作り。

うまくいくのだろうかと、思い悩みながら製作がスタートした入り口作り。少しずつ形になってきました。

うまくいくのだろうかと、思い悩みながら製作がスタートしたエントランス作り。少しずつ形になってきました。

店舗の内装が8割ほどできあがった段階で、最後の仕上げにエントランスを設置することにしていたという大谷さん。

大谷 「カフェの外観はお店の顔となるため気合いが入ります。度重なるデザイン変更を経て、ようやく構造的にもデザイン的にも納得がいく意匠になっています」

エントランスには7つのガラス窓がありますが、通りを行き交う人と店内の目線を外し、採光のための窓は上下にグリッドモジュール化して設計しています。内部と外部には植物を配置してボタニカルな雰囲気を演出。そして入り口の外側は、木目を活かした防虫防腐処理加工を施しました。

ベンチシート側に設置されている天板を兼ねた外壁は可倒式であるため、必要があれば倒して作業台として利用できるほか、自然光での小物撮影にも使用可能。店舗をスタジオとして利用することもできます。

「頑丈かつシンプルに」、そして「個性的に作る」ことが目標だと大谷さん。

大谷 「角材は重いし、どうやって組めばいいんだろう。ガラス窓はどうしようと、ここ2〜3ヶ月の間、他の工事の合間にずっと考えていたり仮組みでテストしていました。ガラスは一度試験的に取り付けて割れてしまったりの失敗があり悩んだりすることもあって、眠れない日もありましたね」

そんな努力が報われて、個性的なエントランスが完成。オープンの日を迎えるだけとなりました。

入り口の木材には文字はそのまま残しています。

入り口の木材には文字はそのまま残しています。

作業中の大谷さん。プロ仕様の工具もフル装備しているので、今では何でも作ることができるため、この経験を生かしてDIY教室も検討中。

作業中の大谷さん。プロ仕様の工具もフル装備しているので、今では何でも作ることができるため、この経験を生かしてDIY教室も検討中。

次はいよいよ、オープンを迎えたお店をレポートします。

▶️【経験ゼロからの開業日記】過去記事を読む

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