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【熱闘‼︎居酒屋甲子園】全国トップ店のプレゼンテーションを潜入レポート【前編】

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現在、地方を中心に日本の外食産業は、過疎化や高齢化による人材確保の困難など、多くの問題に直面しています。

しかしそんな逆風のなか、〈居酒屋〉という業種にまつわる新しい「気づき」や「学び」をアツいドラマとともに私たちに伝えてくれるイベント、「居酒屋甲子園」をご存知ですか?

居酒屋甲子園公式サイト

居酒屋甲子園公式サイト

今年で節目となる10回を迎えるこのイベント。1482店舗の中から勝ち上がった5店舗が、地元や飲食業界に対するアツい思いをプレゼンテーションする晴れの舞台を、OMISE Lab編集部が潜入取材してきました!

全3回に分けてお届けする大会レポート、どうぞ心ゆくまでお楽しみください。

 

大会オープニング

小雨降る2015年11月10日、パシフィコ横浜にて行われた第10回居酒屋甲子園。

この大会の理念である「共に学び、共に成長し、共に勝つ」という文言からも分かる通り、互いにつぶしあう競合ではなく、みんなで協力してこの業界を盛り上げていこうという一体感が会場を包んでいました。

居酒屋甲子園は2007年に開催された第二回からパシフィコ横浜で行われ、今年も例年同様約5000人の来場者が集まりました。どこからか方言も聞こえ、全国大会であることが実感されます。

今回の大会テーマは「クールローカル」。つまり「かっこいい地元」というテーマのもと、どのようにして各店舗が地域の魅力を巻き込み、人々が集う居酒屋という場を通してその魅力を発信しているかを紹介していくのです。

会場はほぼ満席。あたりが暗くなりライトが鋭く会場を照らします。

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そして高揚感あふれる音楽とともに入場してきたのが、各地区予選を勝ち抜いたファイナリストたち。

合計3回にも及ぶ覆面調査、そして各地区大会での面接・プレゼンテーション選考をクリアしたものだけが、この決勝の場に立つことを許されているのです。

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派手な演出にも負けないその堂々とした姿には、各出場者が背負ったプライドの重さを感じさせます。

10年かけてたどり着いた”原点”

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そして、スクリーンに映し出されたのは「覚えていますか?」のメッセージ。

この日にいたるまで、私たちの日常生活のかけがえのない一コマには飲食店の存在があったこと、飲食業界に携わるようになってから経験した悔しい思い出、お客様の笑顔のありがたさ、自分とチームの成長…

ナレーションとともに映し出される映像は、そんな「原点」の風景。

10回目の節目に差し掛かった居酒屋甲子園が、もう一度見つめなおした「足元」からさらなる飛躍の10年を迎える。そんな前兆を感じさせる演出でした。

 

▼ OMISE Lab編集部による(主観的)評価基準

さて、プログラムがプレゼンテーションに差し掛かると、これから始まる感動の舞台にいよいよ気持ちが高ぶります。

今回、我々OMISE Lab編集部はこの大会の素晴らしい「熱」と「発見」をレポートすべく、以下の5要素に基づく独自評価をグラフに編集しました。

「元気/演出」:ステージを盛り上げ、来場客を楽しませる仕掛けがあったか。

「ドラマ性」:業界関係者の共感・感動を誘うストーリーがあったか。

「地域密着性」:「クールローカル」という大会テーマに沿っていたか。

「取り組みのオリジナリティー」:飲食業界に新しい「学び」をもたらしたか。

「アルバイトの主役度」:店で働くアルバイトが舞台の主役になっていたか。

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言うまでもなく、これらのグラフは高次元で争われる各プレゼンテーションをOMISE Lab編集部の独断と偏見によって評価したものになります。実際のステージを追体験したい方々は、是非DVDの発売を待ちましょう。

いよいよ各ファイナリストによる白熱のプレゼンテーションが開始します!

 

【プレゼン #1】 火の鳥 天下茶屋店

「皆さん、こーんにーちはー!」

そんな大声とともに登場したのは大阪府大阪市西城区にお店をかまえる「火の鳥 天下茶屋店」。トップバッターを飾るにふさわしい「元気な大人」っぷりを第一声から会場中に見せつけます。

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西成区の天下茶屋はかつて、豊臣秀吉がこの地から湧き出る水のおいしさに感動し、千利休に命じて茶を入れさせたことから名付けられました。「しかし、現在の西成区はネガティブな印象を持たれることがあります…」先ほどとは打って変わり、少し寂しそうな顔。

そんな印象を「元気とおいしいで笑顔を届ける」という理念で払拭し、子供たちの健全な価値観を育みたい、かっこいい大人の背中を見せたい。そして、地域規模でよくしていきたい。そう語ったプレゼンターの声には力がこもっていました。

 

では、具体的にどのようなことを施策として実践しているのでしょうか。まず特筆すべきは「ジャブ100連発」という取り組み。

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この気取らないネーミングに込められているのは、ちょっとの心遣いをジャブパンチのように積み重ね、結果としてお客様の大きな笑顔につなげたいという想い。

例えば、お客様がはしを落としたら走って取りに行く、雨天時は店先の自転車にカバーをかける、2人以上でお見送りする…こうしたことで顧客接点が増え、お客様の満足やスタッフの新しい気づきのきっかけになっていくのです。

これを舞台で実演する火の鳥の皆さんは、本当に快活で楽しそう!

さらに、火の鳥は「つくねのおいしい焼き鳥屋さん」と認知されることを目指していると語ります。つくねという分野を追求し、独自性を出すことで特別な「おいしい」を届ける…そう語った彼らの語気からはつくねに対するこだわりが感じられ、思わず「食べたい!」という感情を動かされました。実際、注文率は90%を超えているといいます。

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元気とおいしいで、笑顔を広げる。この理念の意味がここにきて腹落ちしたといった印象です。

▼ OMISE Labはこう見た!【火の鳥 天下茶屋店】

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終始スタッフの発する声には熱がこもっており、いかに地域に情熱を傾けているか、居酒屋が大好きかがひしひしと伝わってきました。彼らの語る健全な価値観とは、「応援されるか、されないか」が基準。きっと会場中が火の鳥を応援していることと思いました。


 

 

「居酒屋甲子園」出場店舗によるプレゼンテーションはまだまだ続きます!

【大会レポート中編】では、新潟の注目イタリアン、アルバイトのめざましい活躍が魅力の名古屋の名店、店舗存続の危機を乗り越えた神奈川の焼き鳥屋によるプレゼンテーションをレポートします!

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