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旬の食材は他の時期と比べて栄養価が高く、美味しいのが特徴。収穫量も多いため、他の時期と比べて安く仕入れることができます。美味しいものを安く仕入れられるので、飲食店経営者にとってはメリットしかありません。

そんな旬の食材を新メニューに取り入れば、季節感を取り入れることができるだけでなく、売り上げアップや新しいお客様の獲得も期待できるでしょう。そこで今回は、旬の食材の種類や調理方法、新メニューの宣伝方法をご紹介します。

 


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春夏秋冬の魚や野菜……。まずは、季節ごとの”旬の食材”を知ろう!

春夏秋冬で代表的な旬の食材は、以下のようなもの。さっそく、それぞれの旬の食材を知り、メニュー開発に生かしていきましょう。

野菜・果物/魚介類
春(3月〜5月)…たけのこ、新玉ねぎ、春キャベツ/サワラ、メバル、トビウオ、あさり、ワカメ
夏(6月〜8月)…きゅうり、なす、トマト、ピーマン/アジ、スズキ、ニジマス、スルメイカ
秋(9月〜11月)…レンコン、カブ、にんじん、さつまいも、ぶどう/サケ、サバ、ホッケ、牡蠣
冬(12月〜2月)…白菜、ごぼう、里芋、りんご/タラ、ブリ、アンコウ、甘エビ

 

旬の食材を使って、新メニューのレシピを開発しよう

旬の食材がわかったところで、さっそくレシピをつくりましょう。レシピづくりのポイントは大きく3つあります。ひとつずつ解説していきます。

 

1. 自分のお店のユーザー層を分析する

まず、自分のお店にどういったお客様が来ているのかを把握することが大切。年齢層や職業柄、訪れる時間帯など、注意深く観察していきましょう。

 

2. そのユーザー層は、どういったものを食べたいのか考える

次に分析した人たちがどういったものを食べたいのか想像しましょう。

例えば、育ち盛りの男子学生が多い場合は、「お腹いっぱいになるガッツリ飯がウケそうだな」。20代女性のお客様が多い場合は、「美容やダイエットに気を使う人も多いから、野菜多めのヘルシーなメニューが喜ばれそうだな」といったかたちで、お客様の気持ちを掘り下げていきましょう。

 

3. レシピサイトを活用して、メニューの構想を練る

お客様がどんなものを食べたいか想像した後は、実際にメニューを開発しましょう。

「なかなか良いメニューが思い浮かばない」そんな時には、いろんなレシピサイトを覗いてみるのもひとつの手。いろいろなアイデアをインプットすることで、メニューの構想も広がっていくでしょう。

参考サイトのレシピ通りにメニューをつくるのではなく、何か一工夫を考えることで、自分のお店オリジナルのメニューになりますよ。

 

▼ <おすすめ参考サイト>
味の素KK 業務用商品サイト

味の素が運営するサイト。料理ノウハウから集客まで、店舗経営に必要な情報が盛りだくさん。飲食店経営者は、一度目を通しておきたいサイトです。

フードソムリエ

食のプロが提案するレシピが豊富。食材や調味料だけでなく、料理家の名前からレシピを検索することができます。

 

※番外編※もっとニーズに沿ったメニューを考えたい…!そんな時はインスタグラムを使おう◎

プロが監修したレシピではなく、もっとユーザーがどんなメニューを求めているのか知りたい……。そんな時は、写真・動画に特化したSNS”Instagram”の活用がおすすめ。

ハッシュタグと呼ばれる、キーワード検索の機能を使って、「#新メニュー」「#旬の食材」と入力してみると、数多くの料理の写真が出てきます。「このメニューが美味しかった!」といった、感想と一緒に投稿している写真も多いので、新メニュー開発に生かせるでしょう。

 

魅力的なネーミングでお客様の心を掴む

新しいレシピを開発した後、意外と悩んでしまうのが新メニューのネーミング。お客様がついつい注文したくなるメニュー名を考えるのに必要なのは、センスではありません。まずは以下のポイントを意識してください。

・長いメニュー名にしない
・調理方法や食材名を盛り込む
・五感を刺激するようなキーワードをつける!

長いメニュー名は注文しづらいため避けた方がいいでしょう。短いメニュー名にすることで、お客様は注文しやすくなります。

そのメニューがどういったものか一目でわかるように、調理名や食材名を盛り込むことも大切なポイント。お客様はメニュー名を見た瞬間に、どんな料理か想像することができるからです。

そして最後に、「とろーり」や「〜香る」など、五感を刺激するような言葉を盛り込みましょう。しずる感のあるメニュー名はお客様の感覚を刺激するため、売り上げアップにつながります。

そのメニュー名で大丈夫?思わず注文したくなるメニュー名の秘密とは。

 

名前を考えたら、メニュー表をつくろう。

お客様に新メニューを知ってもらうために、メニュー表の作成もかかせません。

メニュー表を作る際も、メニュー開発時に分析したターゲットやそのニーズが活用できます。どんなお客様にどんな風に楽しんで欲しいのかを考えながらメニュー表をつくりましょう。

ターゲットによって変えるべし!センスの光る「メニューブック」のデザイン事例集

 

新メニューの価格を考えよう

新メニューの価格を考える際は、食材の原価率だけでなく、お店のスタイル、店舗の場所、客層などを踏まえて考えましょう。

「ライバル店に負けたくない!」と張り合って値下げをするのは危険です。食事の美味しさやお店の雰囲気、接客でお客様をもてなせば、値下げをしなくてもリピーターは増えていくはずです。

【初心者向け解説】原価率の出し方を1から学ぼう

 

ついに新メニュー完成!ポップやポスターで宣伝しよう!

新メニューが完成したら、ポップやポスターで宣伝しましょう。五感に訴える擬音語や隠喩を使ったキャッチコピーを考えたり、新メニューの写真やイラストを貼ったり……。一目で「美味しそう!」と思わせる要素を盛り込むことがポイントです。

また、店頭の看板で、道ゆく人に新メニューを提供していることを告知すれば、新規顧客の獲得にも繋がります。

【事例つき】お客さんの心をつかむ!思わず惹きつけられる「店頭POP」の作り方

通勤者は見た!ふらっと立ち寄りたくなるニュースな「立て看板」集めました

店頭POP制作にも使える!初心者向けレタリング講座

ポップやポスターにイラストを使いたい時は…。

ポップやポスターをもっと華やかにしたいけど、上手なイラストが描けない…。そんな時は、無料で使えるイラストサイトが便利です。会員登録すれば、無料でイラストを使うことができるので、活用していきましょう。

イラストAC

いらすとや

 

新メニュー開発はここで終わらず…。お客様に評価を聞いてみるのも大切。

メニュー開発の際に大切なのは、お客様をしっかり観察すること。そして、そのお客様がどんなものなら喜ぶか考えることだとお伝えしました。しかし、自分の想像力だけでは、お客様のニーズと少し違ったものになる可能性があります。

そんな時は、新メニューを注文したお客様にアンケート用紙を配り、評価を聞いてみるのがおすすめ。お客様の感想は、メニューの改良に役立てられる重要な情報です。値段や食事の量、彩りはどうだったかなど、さまざまな意見を聞いてみましょう。

旬の食材をつかってお客様に愛される新メニューを開発してください。

 


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店舗BGMアプリ「モンスター・チャンネル」が運営する店舗運営情報magazineの編集責任者。